一週間ばかり家を出ていない。最近は愛犬が「足萎え」状態なので散歩もしないし、塵だしに出かける事しかなかった。愛犬ごえもんはどうやら年を越せそうだが「要介護一級」という感じで、24時間目が放せない。真夜中に悲しい力ない鳴き声をあげる時は、わずか数センチのくぼみに足を取られて、あおのけにひっくり返って起き上げれずにいたり、僅かの隙間に首を突っこんで抜けなくなったり(バックが出来ない)だ。ご近所に迷惑を掛けない用に、即起きて面倒を見なければ成らないが、真夜中三四度となり、夫婦二人して睡眠不足が深刻である。「人名索引」を一段落させてほっと一息ついて周囲を見回すと、お隣の生垣のサザンカが一気に開いていたり、金柑の実が黄色くたわわに成っていたり・・・そんな景色が突然目に入ってきた。どうやらお正月前のお掃除に入られたお宅もあるし、静かな住宅街も「市中も人それぞれの師走かな」という風情である。
「亥」年の納めと思って、ここ一週間ばかり猪突猛進・飛ばしにとばして、「大日本近世史料-細川家史料」全20巻の人名一覧を、第6巻まで「人名索引」としてまとめ上げた。登場してくる名前には、それが果たして何者なのかわからない人物のものまで網羅されている。文書番号がはっきりしている訳だから、その人物に対してのどのような内容かがわかる訳で、改めてよみかえす事が容易に出来る。それを狙ってまとめて来たのだが、意外と早くここまで到達できたのは、巻が重なるにしたがって、登場人物も重なってくる事による。改めて細川家が、時代の動きにいかに敏感に反応していたかが、人名一覧からも窺がわれて面白い。余り為にはならないが、自己満足としては相当いいところをいっている感じがする。ウィキペディアにリンクさせたので、正月の間に一人一人追いかけて勉強しようと思っている。(副産物として、肩首のこりと運動不足で太ってしまった)