津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

ご恵贈御礼

2011-04-22 09:22:34 | 歴史

 「肥後加藤家旧蔵豊臣秀吉・秀次朱印状について」

東大史料編纂所の金子拓先生からご恵贈たまわった。これは史料編纂所の研究所紀要第21号(2011年3月)の抜刷版である。九州大学が所蔵する「宇土細川家文書」にある、「阿部氏家蔵太閤朱印写」から51点が翻刻紹介されている。阿部家とは加藤清正の孫女献珠院(忠弘女)が嫁いだ阿部家のことである。忠弘没後その遺品が献珠院の手により阿部家に伝えられたものである。宇土細川家の所蔵になるのは明治以降(神風連乱以降?)のことであるらしい。清正公を敬愛してやまなかった細川家の所蔵になったことも意味あることである。
翻刻されたこれらの文書を目にすると、清正公への想いを新たにするものである。どうやら続編があるらしく楽しみに待ちたいと思う。

一介の歴史道楽者である私と先生の接点は、私が単なる御著の読者に過ぎない。親しくお声をかけていただきメールをいただいたり、講演会でお目にかかり少々のお話を申上げるくらいのことである。ご恵贈は思いもかけないことであった。

東大史料編纂所のサイトで、研究所紀要は公開されているが、残念ながらまだ21号はUPされていない。UPされた折には又ご報告申上げたい。

       http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/publication/kiyo-j.html

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