津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

有吉家文書「年中行事抜粋」(廿九)口之間申渡之式

2011-04-30 12:12:38 | 有吉家文書

○ 口之間申渡之式

一御殿者中之間 東西之口御襖立ル 政府ハ口之間ニ而
  御奉行出方之口と坊主とも出ル口は建ニ不及 何茂御間取平常之通ニ
  候之事
一申渡ニ付諸書付者例之通御奉行より
  差出之事
一重キ筋ハ御目附繰出軽筋ハ坊主繰出し
  右之境は機密ニて取調候事
    但御目附之節ハ繰出名付相渡坊主
    繰出之節ハ佐弐役より名付相渡候事
一座着宜段申達候上御用番より竪畳
  壱枚半南より横畳二枚目之処ニ致座着
  左候而相済御用番座江参右書附者
  佐弐役江返し候書附次第ニハ坊主を以
  返し候右書付返し候ニも不及候得共事柄
  次第ニハ於機密間入用之事も有之候間
  本行之通返し候事
一御奉行・御目附列座之儀者依御用筋
  稀ニ者致列座候 目録渡之節ハ御目付列座勿論之事
    但御奉行列座有之節ハ申渡之書付
    於其座相渡列座無之節ハ相済候上
    直々御用番坐ニおゐて相渡候事
一御請書差上候事
  右申渡ハ御賞賜御用懸御手当類
  其外段々有之候事
一諸被仰出之書付渡候節も繰出等前条
  之通其節ハ文箱之蓋ニ書付数通次第
  之通入組口達も相済御奉行より御用番江
  差出候間 此書付不間違様御用番能見しらへ
        可申候且佐弐役より直ニ差出儀も有之候
其儘致持参当人江致口達畢而書付
相渡候事
  但口達之儀者元来手控なしニ申達候間
  口達書傍ニ差置候尤事之長キ儀ハ
  申渡之通ニもいたし候事

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頑張れ東北・・・頑張ろう九州

2011-04-30 11:28:30 | 徒然

 3月12日の九州新幹線の全線開通は、前日に起きた東北大震災の陰に隠れてしまった。乗車率も低迷していたが、ゴールデンウイークに入って上向き加減になってきた。沿線周辺の人たちの気持ちのこもった参加で出来上がった、感動のコマーシャルビデオが大人気のようだ。

          http://www.youtube.com/watch?v=g5kU6mImUh0

                頑張れ東北・・・頑張ろう九州

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有吉家文書「年中行事抜粋」(廿八)堅メ之式書抜

2011-04-30 08:34:35 | 有吉家文書

○堅メ之式書抜

一御條目相渡堅見届候間麻上下着罷出候様
  前日及達候事
     但兼而御条目相渡居候御役々ハ堅メ迄
     見届候
一此堅メ之儀御殿又ハ政府之差別外ハ同席之
  同席ニ応候事
一当日当人出答有之候ヘハ御奉行より文箱之
  蓋ニ諸書付入御用番江差出候左之通
    一繰出名附
    一誓詞   此三通所ニ鎰々有之
    一前書写
    一御條目
一夫より御目附を呼御用番より右繰出名
  附等三通相渡候ヘハ口之御間江参当人を口之間
  衝立外ニ繰付置誓詞板ニ乗硯江添
  此硯等者坊主より持出 御用番座着之向を通り
  衝立之迦ニ出置御目附猶詰間ニ罷出
  宜旨御用番江申達候事
一夫より御用番口之間江罷越西より一間を
  左江当南より一間を後ニシテ北向ニ座着
  此座着之間合御尊政府共同様 御條目相渡候節ハ文箱蓋
  に入なから持参右横ニ差置候事 
一御用番坐着之上御目附より当人を
  繰出候得ハ誓詞之前ニ罷出時宜有之候
  間一寸会尺いたし候夫より左之通及達候
     御條目を相渡候間、夫ニ而拝見之上堅メ
     之判元見届可申候
        但御条目不相渡節ハ勿論右之口上
        無之候
一右之通申渡御條目相渡候間請取元之坐ニ
  帰拝見之上血判有之候得者御目附誓
  詞を板ニ載なから持参候間見届之段当人江
  申達左候得者御目附元之坐ニ直リ
  前書写を当人江相渡当人退去之上
  詰間江入候事
     但幾人ニても居続ニて手数同断
一御用人并御近習一手は直ニ被
  召出有之由ニ付即日堅メ有之候其外ハ追而
  堅有之候尤御用之覚旧ニも可応事
     但御留守年ニても御用人ハ多即日ニ堅
     有之候尤翌日ニ成候儀も有之事
        天保三年二月五日御備頭澤村宮右衛門
        堅見届之節機密間より差出之口達書
        左之通
        御條目相渡之夫ニ而一ト通御拝見可有之直ニ堅之
        判見届可申候外ニ請場之書付等二通
        相渡候追而可有拝見候以上二月五日
一御日柄ニても堅不苦例
  文化五年四月十六日杉浦仁一郎・綾部四郎助
  御郡代当分被仰付候ニ付於御奉行所
  堅被仰付候節跡ニ而御奉行奥田権之允
  より今日ハ御日柄之事ニ御座候得共先例不苦
  趣ニ付今日堅被仰付ニ申談候段前以御用番江
  口達有之筈之処無其儀失念之段申述
  有之候事

 

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