津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

前田青邨遺作展・図録

2011-04-29 21:35:50 | 徒然

 ガラシャ夫人像はなんといっても前田青邨画伯だろうと私は思っている。この絵は昭和49年、バチカンの近代美術館の依頼によって画かれ、同美術館に宗教画として収蔵されているという。昭和54年里帰りして東京・京都・大阪・名古屋・横浜で行われた、前田青邨遺作展に出品された。なんとか図録でも手に入れたいと思っていたら、この度オークションで運良く落札することができた。

素晴らしい内容で、すっかり津々堂はご満悦である。昭和17年(私が生まれた年)青邨は「清正」を書いている。これは全く知らなかったが、良い絵だ。東京国立美術館の収蔵するところらしいが、一度拝見したいものだ。84点に及ぶ作品をゆったりとした気持ちで拝見、久しぶりに穏やかな気持ちになった感がある。感謝。

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有吉家文書「年中行事抜粋」(廿七)鷹之御間申渡之式(二)

2011-04-29 08:49:18 | 有吉家文書

一御在国者追而其身々々之御禮被為請候
  御在府は御礼状請便之節差上
  候之事
   但右者
   太守様 御隠居様
   若殿様共ニ士席以上無差別差上之事
一御禮状仕出後レ付而身分伺有之節ハ
  差控二不及旨及達御禮状ハ此節差上
  候様及差図其趣達
  尊聴御小姓頭江茂知せ候事
一御留守居・御中小姓之席以上之人ハ総而
  鷹之御間ニおゐて御用番より申渡候得共
  士席之内ニ茂阿蘇組已下ハ於御奉行所
  御奉行申渡尤阿蘇組以下之内ニも御留守居
  御知行取者鷹之御間ニ而御用番より申渡之
  右御間所取分之訳相分兼以前より之仕来ニ
  候事 
   但御小姓組仰付候節ハ紙面沙汰之事
一神護寺・往生院も右之御間ニおゐて分職
  御奉行同道申渡候事
  寛政六年十月
   御用有之御花畑へ被為召候人病中ニ而難罷出
   節ハ以来名代之人頭と可致同道候尤名代之人
   名前は前以御奉行迄可被相達候事
一病死跡并御奉公御断奉願置候者之嫡子
  養子又ハ名跡相続之二男末子嫡孫等
  御花畑江被為召候節ハ名代ニてハ難相済候
  尤病気之様子ニ応候而ハ吟味之上臨時ニ
  及差図儀も可有之候
   但御奉公御断奉願候者其身病中
   之節ハ今まて之通可被相心得候
一前条之外諸子弟并浪人或ハ軽輩之内
  御花畑江被為召候節病中ニ而難罷出節ハ
  先其段可被相達候名代江申渡支有無之儀ハ
  其節々差図候
  右之通ケ条兼而其旨を相心得居可被申候
  以上

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