津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

あすは立春

2013-02-03 13:08:39 | 史料

                                              三齋公和歌色紙

            今日の熊本は良いお天気、外気も20℃くらいはあるのではないでしょうか。鉢のスミレもかわいい紫色の花を二三輪咲かせました。

 

                                              春立といふは
                                   かりにやみよし
                                   野の山もかす
                                   みてけさハ見
                                      ゆらん 

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切腹前日

2013-02-03 08:39:48 | 史料

                  二月三日夜四過頃、吉弘嘉左衛門、拙者當番にて詰居申候處に、長瀬助之進被申候、只今上屋敷より、
                  如斯手紙参候、明朝は花を両座へ御出被成筈申来候、明朝茶道可仕候、我等両人能挨拶いたし、花を
                  出し候へと被申候故、御懇の儀共忝り可被申すと申候處に、次の間の衆より、坊主を以何れも臥り不申
                  候、御聲と承候、是へ御出被下候へと被申候故、助之進は我等え出候へと被申候に付、其儘出申候處
                  に、大かたは寝所へ居被申、助右衛門・清左衛門なと、若き衆色々咄共にて、頓て埒明可申候、御暇乞
                  に、藝の盡しの程、懸御目可申とて、御番衆の見申さぬやうに、枕屏風の蔭にて、堺町木挽町踊狂言の
                  真似を被仕、そろ/\さわき被成候、脇に奥田孫太夫、潮田又之丞、御ゆるし被成候とて臥被居候、又
                  之丞被申候は、とかくあの様に騒ぎ申候間、頓て埒は明可申候へとも、先明日は内蔵之助に申候て、手
                  錠をおろさせ可申と笑ひ被申候、拙者存候は、助之進も跡より見可被申哉と存候て、最早夜も更申候、
                  孫太夫殿も、御迷惑にて可有御座候、最早御休被成候へと申候へは、是非共に今暫と被申候へとも罷
                  立申候、今存候へは誠に暇乞に成り別て残念に存候事 

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