俳句で綴る 変哲半生記 | |
小沢昭一 | |
岩波書店 |
最近なくなった、俳名・変哲(小沢昭一)氏の半世紀だとある。
少なからず私が俳句に興味を持ったのは、変哲氏が所属する「東京やなぎ句会」の「友あり駄句あり三十年」や「五・七・五 句宴四十年」を読んでからである。
久保田万太郎が好きになったのも、変哲氏の言によるところ大である。
俳句というと「結社」などという、なんとも不可思議な組織が気に入らないし、こんなことは変哲氏のように自由気ままが一番良い。
まずは自分自身が楽しめれば、句の巧拙などどうでもよいと思っている。
そう思いながらも私は全くのスランプに陥っていて、最近はまったく句を作ることができないでいる。
変哲氏のご託宣に触れようと思い、 少々高いが購入を手配した。