猶 在 半 途
なお半途にあり
年の始めのためしとて・・・・書初めである。
私は俳優故緒方拳氏が、好んで揮毫されたという「尚中」(なおなかば)という言葉が好きで、時折筆をとったときにこれを書いて練習した。
ここに書いた四文字は「禅林句集」にある語で、その出典は「大慧語録」とある。「猶(ナオ)半途に在り」と読み、「尚中」と同様の意味をもつ。
面壁九年という言葉があるが、達磨大師は悟りを開かれた。吾がサイトは10年、ブログは9年を越えたが、凡々人の私の9~10年等ガラクタを積み上げたようなもので、マンネリ化してしまい目的もなく茫洋としたままでは、サイトを続けるのも如何なものかと思ったりしている。
昨年、2020年までに「新・細川藩侍帳」をちゃんとした形に調えたいと思い立った。
今の侍帳を作って十年遅々たる足取りで進化させたつもりだが、あと七年を頑張ってみようと思っている。十年の蓄積をベースにすれば、何とかなるか。
途はまさに半ばである。