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津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

綱利公代の三箇日

2014-01-02 07:41:08 | 史料

お正月皆さまはどのようにお過ごしですか。
今日明日はTVの前に陣取って大学駅伝観戦という方も多いことでしょう。スタートまで20数分と成りましたが楽しみですね・・・・
さて今年の書き始めとして、綱利公代の「熊本の三箇日」の風情をご紹介しましょう。

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昨年末「熊本の歳末風景」をご紹介したが、豆まきをしたり、爆竹を上げたりと現在とは随分違う風景があって驚かされた。
お正月はどうだろうかと思い同じ資料(歳序雑話)を見て見たら、こちらもなかなか興味深いものがある。
 

三陽起於下、而時至正月、斗柄指東方、寒梅満枝頭、残雪擁籬根、青草冐雪生、黄鳥随霞出、人間総賀三元節、以万物之名実佳者選而取之、自家屋迄器物、莫不餝飾、橙取代代之義也乎 搗栗取勝入之義 野老、海老並取長寿之義 炭俗曰炭頭因取人首之義 芋頭同上 松取長寿 杜取譲与之義 鰊子取子孫繁栄之義 白梅取子産之義乎 大福茶取大福之義 若菜取年少之義 若水同上 綸布取広之義、又俗取悦之義等、此外猶可有之、宜類聚拾万一耳、分歳興尽灯回暁光則山僧以夷(恵比寿)・大黒両神之像、到戸々而売之、其声融々焉、向暁天則家々作羹餅而祝歳時、其製以穀実・菜草・果実・鱗介等交(者の下に火=煮) 名曰雑、三元日食万物而以始之義乎、寒酒点茶、依家々之旧式也、上味爽登高城、列士刷行粧属輿飾珠玉、城頭賀事畢、一族家長拝礼厳粛也、従是六曹・番長・士首悉拝、上、賜酒肴而退、各有差、礼畢而下城帰館矣
 此日、嬉戯乞人以大黒神之木像来、為戯言舞踏、其詞自一以至十、皆祝言也、又有戯楽者、奏太鼓・小鼓・調拍子・三味線以下楽器 歌日域往古之事実、有幼童、持傀儡乗馬巧刻而起中間、而舞伎輩尽秘曲戯態、使看者笑殺之、名之曰春駒、馬者陽獣也、早春看之 則除災云云、因朝 廷 有白馬之節会、操此義以為児女之歓也、千門万戸莫所不至、又一人被布帷、載獅子頭、両人持金鼓、鳴之舞之、是学神代之旧義矣、世降而雖為之戯言、猶有上代質素風、誠可慕可嘆而己

二日於別殿有群臣之拝礼、其式如元旦
三日亦同、諸士衣帯横刀、以此三箇之日為晴、尽美尽善、一代之壮観也、此夕有諷燕 会士長以上悉侍坐御前、乱舞之伎輩烈坐調音律、謡高砂老松東北之曲、群生賜酒肴退、三日之間魏々蕩々而礼容有儀、則何足恥禁囲拝賀之式乎、依旧家々有種々設
人日用七種菜羹 

コメント
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