外孫三人がやってきた。中一の女の子と小五の男の子、幼稚園年長さんの男の子である。
二年前の正月に来たとき、将来は何に成りたいと聞いたら、AKB48に入りたいという。よくよくきくと前田敦子に会えればそれでいいというから大笑いした事だった。今日また尋ねたら、「AKBはもう駄目よ」と云い放し吃驚してしまった。下の男の子二人も同様の事を云う。
案外的確にとらえているのかもしれない。
去年の暮、井上陽水を取り上げたドキュメント風の「氷の世界」を見た。先日は、吉田拓郎と小田和正の対談番組を見た。彼らを見ていると、AKBに象徴されるタレント集団音楽や、ジャニーズ系男子音楽のつまらなさをひしひしと感じてしまう。日本の音楽シーンは何故外国みたいに成熟しないのだろうか。
TV媒体ではもう音楽を楽しむという事は出来ない時代がきている。多様化している中で、我々自身が良い音楽を見出して違う媒体や手法を持って楽しまなければならないのだろう。
ちなみに中一の孫娘は、母親の血を受け継いだのかクラリネットを始めたらしい。本当の音楽の楽しさに触れると、AKB48等は卒業したくなるのだろう。
孫たちの成長ぶりに目を細めたことであった。