細川家の菩提寺の一つ泰勝寺は標高151.7メートルの立田山の南の麓にある。左手の道を車で直進すると万石へ至る旧道へ抜ける。
途中から右手に曲がる山頂へ向かう道があるが、山頂の手前に広がる広場に豊国神社があったとされる。
どの程度の建物があったのか資料も判らないが、加藤清正によって建てられたこの建物は、金箔を施した瓦が葺かれていたと伝えられる。城下からは光り輝く様が見受けられたであろう。加藤家没落後取り壊されたという。
熊本城からは表鬼門(北東方向)に当たっている。(泰勝寺も同様である)
今ではこの地の由来を示すように、わずかにこのような祠が残されるのみである。詳細を知りたいものだと思っている。