津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■お安く読む・ちくま新書「地図から読む江戸時代」

2015-11-09 17:55:42 | 書籍・読書
地図から読む江戸時代 (ちくま新書)
    
筑摩書房

内容説明

地理的な空間をどう認識するかは時代によって異なる。その違いを象徴するのが「地図」である。大きくみれば、江戸時代は日本の「かたち」が地図上で整えられた時代であった。前期は、中世的な感覚にあふれ、観念的に日本の「かたち」が表現された。後期になると、政治や社会の変化にあわせて日本がとらえられるようになる。本書では、江戸時代の日本地図の変遷をたどり、現代の日本の「かたち」がいかにつくられたかを探る。近世史の知られざる側面を照射し、歴史地理学の世界へ読者を招待する一冊。

目次

第1章 伝統からの脱却(江戸時代の前提;中世の日本と世界;世界のなかの日本)
第2章 一七世紀前半の日本像―交差する流れ(日本図史と江戸時代;中世の残像;幕府の日本図)
第3章 江戸時代の中期の日本図―流宣図インパクト(旅の時代;流布する日本像の変化;さかさまの世界;流宣日本図の時代)
第4章 地図を正す(「美しさ」の裏側で;「正しさ」という評価軸)
第5章 新たな日本像の展開(刷られた「正しさ」;伊能図のもたらしたもの)

著者紹介

上杉和央[ウエスギカズヒロ] 
1975年生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。京都大学博士(文学)。京都大学総合博物館助手・助教、京都府立大学講師を経て、同大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

空間をどう認識するかは時代によって異なる。その違いを象徴するのが「地図」だ。古地図を読み解き、日本の形をつくった時代精神を探る歴史地理学の書。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■いちまき―ある家老の娘の物語

2015-11-09 17:21:25 | 書籍・読書
 いちまき: ある家老の娘の物語
 
             新潮社

出版社内容情報

曾祖母が江戸家老の娘だったなんて!遺品整理で和綴じの冊子を見つけたことで、自らのファミリーヒストリーを探る旅が始まった──。

曾祖母が江戸家老の娘だったなんて! 自らの一族の流転の歴史を辿る。まさか私がルーツ探索にはまるとは。父の遺品整理で曾祖母が遺した手記を見つけ、ファミリーヒストリーを探る旅が始まった。桜田門、関宿、沼津、青山、佐倉、上野、浅草。幕末の戊辰戦争の逃避行に始まる一族の歴史を調べていくと、いつしか先祖が身近に感じられ、はるかな子孫の私に繋がってきた。自らのルーツを辿る感動の物語。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

人様のお宅の歴史を知るべくいろいろ動いている人間にとっては、ちょっと興味ある内容である。
作者中野翠氏についてはほとんど承知しないが、映画評論でおすぎと喧嘩状態で仲が悪いとか、つまり元気がよいおばさんらしい。
そんなおばさんのファミリーヒストリーだ。
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする