毎月22日はショートケーキの日だそうな。カレンダーを眺めると22日の上には必ず15日(いちご)が乗っているからだと言うのだが、いろいろ考えるものだ。
友人の家に上の写真のイヤープレートが飾られていたのを見てから半世紀以上にる。
イヤープレートは、ロイヤルコペンハーゲン社が毎年「クリスマスプレート」と呼んで製作している。このイヤープレートの誕生(1908)で、クリスマスに自分の生まれ年や、記念年のお皿でケーキを食べる風習が生まれたという。
お金持ちの子だったその友人は、さも得意気に話したものだが、まったく知識がなかった私は上の空で聞いていたし、すっかり忘れてしまっていた。
一月ほど前か「なんでも鑑定団」に、1908年以来のプレートをフルセットで出品した人がいて、高額な金額(300万→800万円)になった。
それをながめていて、そうかあれはあいつの誕生を祝って購入されたか贈られたものだろうと理解した。
それ以来彼に会う機会もないし、消息も聞こえてこない。彼の人生に鐘は高らかに鳴ったのだろうか。
幼い頃の思いでは瞬時に鮮やかに蘇った。