津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■貴理至端之精華 伽羅奢細川玉子夫人ー生誕400年記念ー 

2015-11-28 17:24:13 | オークション

■貴理至端之精華 伽羅奢細川玉子夫人 7,500円 
        (参考:生誕400年記念 熊本女子短大教授/宮島真一著)

これは2010年5月3日に「こんなものが有りました・・?」に書いた記事なのだが、ヤフオクなのか日本の古本屋なのか記憶が定かではない。
12年数ヶ月かかって再びこの本に巡りあい、オークションで落札した。応札者はなかったため540円(送料無料)という格安である。
そして落札後7,500円なる出品が見受けられる。(不思議・・・・・) 

著者が地元の方というのも親しみ易い。しかしながら私はこの方を存じあげない。1900年生まれで東京大学のご出身とある。
単なる小説仕立たてではなく、学術書でもなくといった感じの著作だが好感のもてる内容である。 

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■家紋のはなし 杏葉紋と茗荷紋

2015-11-28 09:01:29 | 家紋

                 抱き杏葉紋  抱き茗荷紋

 この大きさで見るとまったく違う二つの紋だが、細川家の侍帳の一つである「肥陽諸士鑑」に出てくる諸氏の家紋は、大きさが5㍉ほどで書かれているから二つの家紋の判別が困難で、これには大いに参っている。 

                                      「杏葉」の画像検索結果        

上の写真の「杏葉」は豊橋の馬越長火塚古墳出土のものである。熊本に於いても打越稲荷山古墳から同様の形の「杏葉」が出土している。
棘葉形鏡板・杏葉の変遷図というものを、WEBで見る事ができることは大変有難い。21に打越稲荷山古墳出土の「杏葉」のトレースが紹介されている。
実物は熊本博物館に所蔵されているようだ。実物を拝見したいものだ。
馬具である「杏葉」が、家紋である「杏葉紋」にどのようにして変化していったのだろうか。
私は馬具とは関係なく、「杏の葉」をデザインしたと考えるのが一番妥当ではないかと考えているが、素人の何の根拠もない戯言である。

「肥陽諸士鑑」には各家の家紋が紹介されている。
「杏葉紋」の殆どは豊後の大友家の子孫・松野家(五系)と、旧大友家の家臣であった諸家である。
改めて眺めて見ると、大友家の家臣が大変多く細川家に召し出されていることが判る。

家紋を眺めていると歴史の奥深さがうかがえて刻のたつのを忘れてしまう。

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