丸に茶の実紋
丸に橘紋
我が家の近所の空き地の土手に、一本の葉張りの大きい茶の木があった。最近久しぶりに前を通ったら新しい家が建って、その茶の木の姿が消えていた。
山頭火に 茶の花や身にちかく冬が来てゐる という句がある。ちょうど今頃白い可憐な花を付けている時期だ。
手折って一輪挿しに活けたこともあるが、これはうまくいかずすぐに花が落ちてしまう。茶の実を拾って庭に植えて見たがこれも失敗した。
(銀杏は成功したけど・・・)
ところで上の家紋、左が「丸に茶の実紋」である。どう見ても「実」とはおもえず、「花だろう」と突っこみをいれたくなる。
右は源平藤橘の「丸に橘紋」、似て非なる二つの紋だがさてどちらが先に出来たのだろうか・・・・
「橘の葉を三枚取れば茶の実紋」というが、オリンピックのエンブレム問題ではないが、少々デザイン盗用のにおいもする。