津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

◼️託麻ケ原

2015-12-06 16:40:41 | 熊本

熊本の大学、高校、中学、小学校などの多くの学校の校歌に取り入れられている言葉に「託麻ケ原」がある。阿蘇山の外輪の裾野に繋がる広大な平野である。かつては熊本における南北朝時代の大戦場となった。我が家からほど近い水前寺グラウンド横に、その大合戦の記念碑があつた。私が高校を卒業した昭和35年、熊本では第15回の国体が開催され、その後「熊本国体の森」が作られた。その中に「天授勤皇戦跡碑」があったのだか、その碑が現在も残っているのか残念ながら承知していない。確認しなければならないと考えているか、この広大な平野に多くの戦士が戦い傷つき、あるいは命を落とした。九州の覇権を争う大友、島津、龍造寺などの争いの場でもあったろうし、また秀吉の九州征伐の戦場であったかもしれない。西南戦争の戦場にもなり、太平洋戦争では米軍機による空襲で多大な被害を受けた。現在は自衛隊の西部方面総監部があるのも皮肉なことではある。

校歌の「託麻ケ原」に少々想いを馳せて頂きたいものだ

コメント
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