津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■小笠原少斎一族のお墓

2016-09-29 07:04:46 | 熊本地震

 熊本史談会の若い友人N君が「今小笠原少斎のお墓に来ています。」と昨日の15時すぎに電話で報告があった。
本家のお墓は墓石が倒れたり、笠石が落ちたりと大変な被害らしい。
分家のお墓は雑草に覆われて確認もできない状態らしいが、これも相当被害が出ているらしい。
小笠原家のお墓の場所を知る人はそう多くはあるまい。随分以前、昨年亡くなられたTドクターとN君と私と三人で出かけたことが有った。
かっての常楽寺の跡だというが、今では小笠原家のお墓があるのみで、とてもお寺があった所だとは思えないような場所である。
電話を受けた時我が家のあたりはバケツをひっくり返したような雨、お墓のあたりは小雨だといっていたが、熊本の歴史が大好き人間N君らしい行動だ。
仕事の貴重な休日をさいてのことだが、多くの写真をメールで送ってくれた。
10月の史談会例会で報告をしてくれることを頼む。N君ごくろうさま、そして感謝。

                 ■小笠原少齋のお墓

 

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■将軍のアーカイブス

2016-09-29 07:04:34 | 書籍・読書

               ウイキペディア「紅葉山文庫」から 紅葉山文庫が入る蔵列(『江戸図屏風』)

 私は10日ほど前から、福井保氏著の「紅葉山文庫」という本を読んでいる。150㌻に満たない本だが、まだ読了出来ていないのは内容のマニアックさによる。
紅葉山文庫とは、江戸城内にあった将軍専用の図書館といったものだ。
しかし、許可を得てこの貴重な図書を拝見した個人がいろいろいる。一番多いのは天文方や暦算方などが多いそうだが、その他細井広沢などの名前があった。著名な書家であるが、書の手本として拝見したらしい。其の師が旧・熊本藩士の北嶋雪山であることは良く知られており、誇らしく思える。
夏目漱石も「草枕」のなかでさらりと広沢を紹介しているが、雪山のことなどもすっかり承知の上でのことであろう。
一方願い出て借用しこれを丸々筆耕した人物などは、その後の出入りが禁じられている。あくまで閲覧が目的であったことが判る。
残念ながら閲覧者に熊本人の名前は見えないし、また熊本から献上した書物なども見受けられない。

現在は国立公文書館が所蔵するところだが、「将軍のアーカイブス」というサイトが興味深い。

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