津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■松寿庵先生・第232講

2017-04-15 06:23:25 | 史料

                             

                                  上が今日の記事           下がちょうど1年前の記事です。     

                                                                 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■熊本地震一周年『熊本明治震災日記』を読もう

2017-04-15 06:22:36 | 熊本地震

熊本地震から1年、被災した私たちはいろいろな教訓を得た。まだ完全な終息は見えないが、またいつ来るかもしれない震災に備え、教訓を無駄なく後世へ伝えなければならない。明治22年7月22日に発生した熊本明治地震も、大きな被害をもたらしていたにもかかわらず、我々はまったく知識としていなかった。熊本都市政策研究所は、大西市長の発案により今般水島貫之が記した「熊本明治震災日記」を発刊された。
まさに時をえたものである。1周年を迎えるこの時期、改めて127年前の惨事について勉強し記憶にとどめるべきであろう。
出版にあたっての熊本都市政策研究所のHPからその内容についてご紹介する。 

【現代語訳】『熊本明治震災日記』の刊行について

【現代語訳】熊本明治震災日記
 
   都市政策研究所では、このたび「平成28年熊本地震」に係る調査研究の一環として、明治熊本地震に関する詳細な記録である『熊本明治震災日記』(水島貫之著・明治22年発行)の現代語訳版を刊行しました。
『熊本明治震災日記』は、明治22年7月28日に発生した明治熊本地震に関して、当時の様々な被害状況、行政機関や被災した市民の動向等が克明に記録されたものです。日記では、現代の私たちが体験した震災時の状況と相通じるものが読み取れ、過去の地震の記憶を後世へ受け継いでいくと同時に、今後の防災・減災対策につながるものと考えています。
過去の災害を後世へ伝える資料として多くの方に手にとっていただき、ご一読いただければ幸いです。
 

【現代語訳】『熊本明治震災日記』の内容

 1 『熊本明治震災日記』とは

『熊本明治震災日記』は、白川新聞(後の熊本新聞)の創始者で熊本県近代文化功労者である水島貫之(みずしま かんし)によって、地震直後の明治22年10月に、自身が設立した印刷会社である活版舎より発行されています。

構成は、序・緒言のあと、地震発生日である明治22年7月28日から8月31日までの35日間にわたる日記が書かれ、そのあとに「震災日記逸事」として日を追っての日記の中で触れることができなかった新聞記事の抜粋が収められ、最後に東京から赴いた地震学者・研究者が県庁等に寄せた学術的な報告資料が収録されています。
この日記では、地震の被害状況や県庁・市役所・警察署といった行政機関の地震への対応をはじめ、恐怖心から屋外で夜を明かしたことなど震災時の市民の動き、その後の余震での混乱、デマ・流言に翻弄される市街の状況と、その混乱が市民への情報提供によって収まっていく様子などが記されています。

 2 現代語訳にあたって

日記の現代語訳にあたっては、原文の文意や雰囲気を損なわない現代語文になるように留意したほか、必要に応じて脚注を加えています。その上で、小見出しを設けて時系列で関心のある事項を探すことができるようにしたほか、目次と索引を加え、さらに多くの地名が登場することから、当時の熊本市街と熊本県の地図を収録するなど、読みやすく親しめるよう工夫しました。

販売のお知らせ   都市政策研究所 TEL:096-328-2784 FAX:096-326-8954 
                                                     toshiseisakukenkyusho@city.kumamoto.lg.jpメール                 

   【販売開始】 平成29年1月4日(水) より

   【販売場所】 熊本市役所本庁舎地下売店
   【販売金額】 1部 1,000円

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする