津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■冥途の土産

2017-04-23 10:18:23 | 熊本

 10時過ぎ奥方がそそくさと外出した。
11時すぎに熊本城上空に飛来する、ブルーインパルスを見るためである。
じつは予行演習のため昨日も飛来した。すごい爆音で旋回飛行する姿が我が家からも見えた。
それでも、「もう熊本で見ることはできない。冥途の土産よ」とのたまう。
もう笑いながら「行ってらっしゃい」というほかない。
奥方は17・8年前、娘がカナダに留学中交通事故にあい急きょカナダに向かった。
幸い大事には至らず、日本から同行してくれた娘の友人らと、一両日観光もして帰国した。
その折、ステルス戦闘機を身近に見たらしく、いまでも時折ニュースなどでその姿を見ると興奮してしゃべり出すほどだ。
「すごいから‥」「かっこいいから‥」が口癖で、ブルーインパルスもその類であろう。
「冥途の土産」には別に何かありそうなものだと思うのだが、よく判らん。
私はベランダから眺めることにしょう。 

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■細川宣紀公の甲冑、所在判明 地震機に調査

2017-04-23 09:01:38 | 新聞

 わが熊本史談会の会員大矢野氏からすでにお聞きしていた話だが、今般所蔵される甲冑の素性来歴が判明し公表された。

           画像 大矢野家に残された甲冑。永青文庫に残る預かり証と一致した

 熊本市西区の自営業大矢野種康さん(69)所有の甲冑[かっちゅう]が、専門家の調査で、江戸時代の4代熊本藩主・細川宣紀[のぶのり](1676~1732)のものであることが分かった。決め手は、熊本大付属図書館に寄託されている永青文庫(東京)の古文書。熊本地震をきっかけに、史料の記述と甲冑の所在が一致した。

 細川家は1871(明治4)年の廃藩置県後、多数の武器武具を家臣に寄託した。細川家ゆかりの古文書類を保管する永青文庫には、預かった家臣らの證書[しょうしょ](預かり証)約200通が残され、熊本大の図書館に寄託されている。

 大矢野さん宅の甲冑には「宣紀公」「一番」と書かれた木札2枚が付いていた。同大永青文庫研究センターの稲葉継陽センター長が史料を検索したところ、「宣紀公一番」の具足(甲冑)を預かったとする「熊本縣[けん]士族 大矢野次郎八」の證書があり、木札と一致した。永青文庫の證書の内容が実際に裏付けられたのは初めてという。種康さんによると、大矢野家は「小[こ]姓[しょう]」として藩主の身の回りの世話をしていた。

 大矢野さんの自宅は熊本地震で半壊。改築に備えて今年3月、熊本被災史料レスキューネットワーク(代表・稲葉センター長)に甲冑の一時預かりを依頼し、調査のきっかけとなった。甲冑は県内の保管庫に移された。

 大矢野さんは「細川家から頂いたと聞いていたが、こんなに貴重なものだとは思わなかった。素性が分かってうれしい」。稲葉センター長は「レスキューを通じ、所有者に由緒来歴を知ってもらえた。蓄積した調査研究の成果が生かせた」と話している。(飛松佐和子)

 
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