史談会の若い友人N君に頼まれて代理入札をするも、時間ぎりぎりの入札に失敗、入札者なしで時間切れとなってしまった。
締め切りが23時19分(?)で、風邪気味の私は椅子にもたれかかってうとうとしてしまい、気が付いたときは1分少々前、少々あせってしまっての真に不甲斐ない結末となった。
競争者がいて競い負けをしたのならいざ知らず、この体たらくではN君に申し訳が立たないと思い今朝ほど出品者に電話を入れて事情を説明して手に入れる段取りができた。落札者が居なかったのが幸した。
この文書の内容だが、「熊本藩年表稿」には全く同じ日付で次のようにある。
洪水の季節になり、長六渡船修復を命令
まさしくこの文書が奉行所(藩庁)から御町(熊本)奉行に通達された物であることがわかる。この文書は一連の「家老米田家」の文書なのだが、奉行所が写しを作り月番家老に控えとして渡したものか? 年号が記されていることからもそれを伺わせる。
出典は「春日」とあるが正式書名の略号表に登場していない。「覚日=御奉行所覚帳幷同日記頭書草稿」の間違いではないかと思うのだが、正誤表にも登場しない。
橋がかけられては水害で流され「船橋」がかけられた事もあった。そのことは以前■長六橋に書いたのでご覧いただきたい。