「熊本城下の町人 古町むかし話」に「七歳以上取調べ」(p105)がある。
七歳以上の帯刀者取調が文政十一年四月にあった。「御見合に相成り候儀有之候間御家中七歳以上の男子並に育ての者支配浪人
譜代の家来に至る迄帯刀以上もれざる様帳面に相認め当月中相達候様・・・」と帳面案文を添へて奉行所から通達した。
その通達の案文といふは
一、何の何某
家内七歳以上男子何人 但自身共
一、右何某 育の者七歳以上男子何人
一、右何某 支配帯刀の者男子何人
一、譜代の家来帯刀の者男子何人
以下右に准
右の通御座候以上
これは組頭の届出形式である。
益田弥一右衛門
この写真がまさにその折提出されたものであろう。現在ヤフオクに出品されている。
杉村丈助・安東弥左衛門
陳 半左衛門