クリス・ポッターが「アンダーグラウンド・オーケストラ」を率いた作品『Imaginary Cities』(ECM、2013年)を聴く。
Chris Potter (ts, ss, bcl)
Adam Rogers (g)
Craig Taborn (p)
Steve Nelson (vib, marimba)
Fima Ephron (bass g)
Scott Colley (b)
Nate Smith (ds)
Mark Feldman (vl)
Joyce Hammann (vl)
Lois Martin (viola)
David Eggar (cello)
何が「アンダーグラウンド」なのかとツッコミを入れてしまいたくなるほど、表通りを堂々として闊歩する作品である。
ポッターの個性は今までよくわからず、実は今もよくわからないのだが、ここまで完璧に朗々と吹くのを聴くと、もう完璧だと思わざるを得ないのである。
曲もいい。局面によって、ネルソンのヴァイブ、ロジャースのギター、フェルドマンらのストリングス、テイボーンのピアノ、スミスのドラムスなどが主張する、そのアンサンブルも素晴らしい。感服、参りました。
●参照
デイヴ・ホランドの映像『Jazzbaltica 2003』(ポッター、ネルソン参加)
ルイ・ヘイズ@COTTON CLUB(ネルソン参加)
ルイ・ヘイズ『Return of the Jazz Communicators』(ネルソン参加)
デイヴ・ホランド『Prism』(テイボーン参加)
『Rocket Science』(テイボーン参加)