日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2011年2月8日 「KY」な性格

2011-02-14 07:38:42 | ノンジャンル
 ウチの会社では製品やサービス向上のため色々な活動や手順を決めている。大概がウンザリするほど面倒くさいものなのだけど、たまには良い事もある。その一つが「危険予知(KY)」と呼ばれるもの。

 特に製造現場などで言われていることだとおもうけど、JAFなどで安全運転啓蒙にも使われる。要するに「大丈夫だろう」と勝手に思い込むことなく「何かあるだろう」さらには「何かあったらこうしよう」と代替案(コンティンジェンシープラン)も確立させておく。そうすることで本当に何かあった場合の対策は早くなるし、何かあってもパニックになることなく素早く対処できる。和風に言えば「心の準備」だね~。

 そしてそれは日ごろ身の回りのこと全てにつながる。人にぶつかったり押されたりして線路に落ちそうなホームの端は最初から歩かない。クルマが飛び込んできそうな交差点ではボーっと待ってないで常に注意を払う、ひったくりに遭わないようカバンは道路側でなく壁側に持ちかつ壁に寄って歩く(ただし雪国では落雪注意なのでダメ)…

 しばしば入る立ち食いうどん屋、ここで欠かせない唐辛子にも危険が潜んでいる。もしこの容器を振った瞬間に蓋が外れたら大惨事…と言うことで、私は必ず蓋が緩んでいないかチェックするのです。使ってて緩む可能性はあまり高くなさそうだけど、補充の際の締め込み不足は有り得る。実際、回したら締め込めたことは何回もある。つまんねぇと思いますか?身の回りの小事すらできなければ大事に備えられるとは思いませんが私は。

 たまに「次から次へと良くできるね」と賞賛とも揶揄ともつかぬ言葉をいただくことがあるが、それはたぶんいつも「次はどうしよう」と段取りと危険予知をしながら動くよう自戒しているからではないかと思う。

 だからね、「仮定の質問にはお答えできない」なんて国会答弁を聞くと腹が立って仕方がないのですよ。何かあってから検討はじめたんじゃ遅いよって。でもアレはきっと「そんなコトを考えてるのか」ってヒステリックに騒ぐ莫迦どもがいるから「お答えできない」のであって、決して「検討していない」のではないと思いたい。そしてそうした莫迦どもの追及には堂々と「右も左もない、起こりうる事態を想定し対策をシミュレートしておくことこそ為政者の任務である。貴党は政府に思考停止を迫り有事に国民を窮地に追い込むつもりなのか。」と蹴散らしてやれば良いのだ。それは政治屋だけが悪いのではない。言葉尻だけ捕えヒステリックに報道するマスコミも、表面的な情報だけで流される国民も同罪だ。


コメント (4)
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