日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】柏井壽著 「『極み』のひとり旅」(光文社新書)

2011-02-15 22:45:51 | 本・映画・展覧会
 「ひとり旅」にはメリットもあればデメリットもある、と言う認識は間違っていないと思う。だが何がメリットで何をデメリットとするか、については人それぞれで意見を異にすると思う。本書は、ひとり旅を楽しむ上での心掛けと具体的な幾つかの手法、それに著者自身の旅の例を挙げ、ひとり旅の愉しさを説いている。

 当然、共感できる部分とそうでない部分がある。もちろんそれは本書に限らず、「旅のテクニック」を説く本すべてに対して言えることで、たとえ自分が気に入らない部分があるからと言ってその本が駄本だと言うことにはならない。

 本書でちょっと気になったのは著者が50代だからだろうか、ポーズをつけたがってる点。例えば年齢相応にみっともなくない恰好をしようとかなら分かるが、職業詐称とも言える「なりきり」で入った店での会話を楽しもうとか、それはちょっと違うんじゃないかと言いたくなる。

 とは言え街歩きや旨い物めぐりを旅の目的とする著者のスタイルはごくごく一般的であり、列車や飛行機やユースホステルに拘ってプランを作る誰かさんのアプローチより遥かに理解し易いし参考になる点も多いと思われる。旅のスタイルについて考えてみたいと思う人は一読しても良い、そのうえで「自分は自分」であれば良いのだから。

 2011年2月10日 通勤電車車中にて読了
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2011年2月10日 【無線】何度目かの開局

2011-02-15 07:30:56 | アマチュア無線
 昨年うっかり失効させてしまったアマチュア無線局の免許、そのまま放置していたけど同じ呼出符号(コールサイン)を貰えるうちに…と重い腰を上げて申請。本日免許が来ました。昭和53年に開局して以来のコールサイン、何度目かの再割り当て(笑)。めでたしめでたし。

 電子申請ができると分かってたんだけど何か面倒で(総務省のサイト行ってもよく分からなかった)結局アキバで申請書一式を買ってきて手書きで申請…それでも昔に比べればずいぶんラクになったねぇ!何しろ無線機のシリアルナンバー不要なんだもの。もうどうせなら「その操作範囲の機械なら何を使っても良い」包括免許にしてくれれば良いのになー。

 と言う現状を把握しないまま、バカ正直に申請をしたら送信出力が「10W」に指定されてしまいました。従事者免許的には50W(移動局なので)出せるんだけど。

 それともう一つ、不思議に思ったこと。移動範囲「陸上・海上・上空」は変わらないのですが、数年前に<<梅>>OM(Old Man:先輩の略です)が確認したところ、自家用セスナ機であっても航空機内での運用は禁止になったとか…なのに移動範囲に指定できちゃうの、なぜ?(笑)。できれば某セスナ172で機内から運用したいと思っているのですがね。

 と言うわけでコールサインが「復活」したので、数ヶ月ぶりに移動運用もできることになりました。あぁ、また忙しくなる…
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【写真展】発見!感動!写真展

2011-02-15 00:07:00 | 本・映画・展覧会
 写真展の説明に「子供たちが撮った、いまそこにある自然」とある。キヤノン社の社会貢献活動の一環として、子供たちにカメラを持たせ思い思いの視点で撮影して貰い、全国のイベントで撮影された中からセレクトされた作品が展示されている。

 うぅん、さすが今どきのカメラは凄いね。もちろん出来の良い写真ばかりなのだろうが、ピントや発色が綺麗なのに感心する。どういう条件で撮ったのかな?フルオートなのかな?子供たちに渡してるのはコンパクトデジカメではなくデジタル一眼レフみたいだから、その気になれば色々と「細工」はできるのだろうけど。

 ただ、写真は綺麗なのだけどあっと驚かされるような作品が少ない。どれも構図が良いのはトリミングしているのか?それは子供たちの問題なのか、展示作品を選んだ大人たちの問題なのか。ブレても何でも良いので、思いもつかない題材や角度からの写真を観たかった。そういう意味ではちょっとガッカリ。1枚だけ、水たまりのある風景を「くじら」って題材で撮ったのがあって、それが一番インパクトあった。ふと子供の目が留まり「あっクジラだ~」って声が聞こえてくるような写真。

 もしこの写真展を子供たちが見たら、「良い写真は綺麗な写真」と刷り込まれてしまうだろう。自然だって別に綺麗なものばかりではない。敢えて汚いものに目を向けろとまでは言わないが、万人受けする題材、破綻のない無難な構図を無意識に選ぶようになってしまわないか。カメラを与え夢を与えるはずの運動が逆効果になりはしないか。こうして「良いコ」が出来上がってゆくのではないかと、ちょっと気になった。

 2011年2月9日 キヤノンオープンギャラリー品川にて鑑賞
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