写真展と言うべきか、切り出して書くべきかと迷ったが結局ここで書いておくことにした。
モスタルの橋の両側には塔が建っているが、このうち一部の内部を展示の場として内戦当時の人々の様子、昔の橋の姿などの写真が展示されている。橋に関しては別の棟で博物館があり、テーマはあくまで内戦時の人々の姿である。
水汲みに集まる人々、瓦礫の中で遊ぶ子供たちと、破壊された町の光景よりそこで暮らす人々の暮らしがテーマとなっている。そして、例えば犠牲者の遺体や身体の一部を失った人など、そういう悲惨な写真も存在しない。兵士の写真もない。主題はあくまで生き抜く市井の人々とされている。
ここ数年、主にヨーロッパで戦争博物館など訪問し、第一次・第二次世界大戦当時の写真など数多くを
見てきた。部隊や人々の服装は変われど戦争の悲惨さは変わらない。人類はいつまで経っても同じ過ちを
繰り返し、無数の犠牲者を出し続けるのだろうか。
2011年5月1日 モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)にて
モスタルの橋の両側には塔が建っているが、このうち一部の内部を展示の場として内戦当時の人々の様子、昔の橋の姿などの写真が展示されている。橋に関しては別の棟で博物館があり、テーマはあくまで内戦時の人々の姿である。
水汲みに集まる人々、瓦礫の中で遊ぶ子供たちと、破壊された町の光景よりそこで暮らす人々の暮らしがテーマとなっている。そして、例えば犠牲者の遺体や身体の一部を失った人など、そういう悲惨な写真も存在しない。兵士の写真もない。主題はあくまで生き抜く市井の人々とされている。
ここ数年、主にヨーロッパで戦争博物館など訪問し、第一次・第二次世界大戦当時の写真など数多くを
見てきた。部隊や人々の服装は変われど戦争の悲惨さは変わらない。人類はいつまで経っても同じ過ちを
繰り返し、無数の犠牲者を出し続けるのだろうか。
2011年5月1日 モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)にて