日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2013年12月28日 【旅行】年越し南米紀行(2)

2014-01-09 22:45:08 | 旅行・ハイク&ウォーク
 ラ・パス便にはやたら日本人乗客が多かった。後半は背中や膝が痛み出し、うつらうつらしながら数十分おきに姿勢を変えるまさに修行。日本からインターバル無しでひたすら乗り続けるのとどちらがラクだろう?6時間19分で早朝のラ・パスに到着。

 迎えに来てくれた在住の友人と落ち合い、まずはお願いしていた高山病の薬を頂いて飲み、空港内のカフェで朝食。1年半前に来た時は用心したにも拘わらず酷い目に遭ったので、今回は慎重にならざるを得ない。今回、彼の依頼でギター1本とスーツケース半分の関連用品を運んできた。彼の部屋(写真・楽器だらけ!)で荷ほどきして、取って貰ったすぐ横のホテルに投宿、昼過ぎまで死んだように眠ったが起きてもまだまだ眠い。

 市内のレストランでボリビア料理の昼食、スーパーでお土産など買い、ホテルまで戻ってきてお茶でもと話していた所に彼の知り合いの日本人2人が通りがかり、そのままお茶~ピザ屋で夕食と相成った。目的を持って(このお2人も音楽で)長期滞在している人たちの話は面白く、感心し尊敬する。

 今日は委託品を手渡し、長旅の疲れを癒しつつ身体を高地順応させるだけの予定だったのでこれで十分。ラ・パス空港の標高は4,000m近いのだ。街だって3,600mくらいある。夜になって、少し頭が痛みだした。前回よりは遥かにマシだが、全く症状無しとはゆかないようだ。

Hotel Sagarnaga泊
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【本】河崎眞澄著 「還ってきた台湾人日本兵」(文藝春秋新書)

2014-01-09 08:10:10 | 本・映画・展覧会
 横井正一さん、小野田寛郎さんと言う旧日本兵発見~帰国の騒ぎは、今でも覚えている。が、本書の主人公たる中村輝夫(日本名)さんの一件については、しばらく考えてみたが「そんなこと、あったっけなぁ」程度にしか覚えていない。自分も、書中に示された多くの日本人と同じ反応を示したわけだ。

 本書を読むことで、インドネシアで発見された中村さんを通じて、第二次大戦当時は占領下にあった台湾、とりわけ山岳民族(いわゆる高砂族)と日本との関係の一端を知ることができた。それは、かつての占領国でありながら日本に対して台湾の人々の多くが友好的であることの解の一部でもあると思った。

 それにしても、当時の現地民としては莫大な見舞金を受け取った中村さんのその後の人生を考えると、故郷に「帰還」したことは本当に良かったのかと考えてしまう。例え孤独で何もなく生きてゆくので精一杯の生活だったとしても、インドネシアのジャングルにとどまって居た方が幸せだったのではないか、と。先の横井さん、小野田さんに比べ強くそう思うのは、やはり個人的な性格より出自による部分がその後の人生に大きく影響したのではないかと思わざるを得ない。

 2013年12月20日 通勤電車にて読了
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