日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】村井雅清著 「災害ボランティアの心構え」(ソフトバンク新書)

2014-01-30 21:47:19 | 本・映画・展覧会
 先の伊豆大島災害でも、結局自分は動かなかった。募金すらしなかった。何だかねぇ。

 自戒も含め、災害ボランティアに関する新書を数冊仕入れた。考え方、実際の関わり方、あまり政府や自治体、NPOなどのあり方については考えず現実的な行動についてのみ考えてみようかと。だが1冊目で早くも、そう簡単に区切れはしない現実を知らされた。

 著者は阪神淡路大震災の経験者であり、その経験を活かした東日本大震災のボランティアも行っており、十分な経験と知識を有している人と思われる。ボランティアのエキスパートって言い方はおかしいが、そうお呼びするに相応しい方であろう。だが本書を読むと、それなら自分もと思うどころか腰が退けてしまった。

 なぜか。理由は明白で、著者があまりに経験豊富なあまり、これからボランティアをやってみようかと思うボランティア初心者を勇気付け、または特に関心のなかった人をボランティアへ誘う動機付けにならないからだ。

 著者は、ボランティアセンターの調整は遅くて無力、待ってて時間を浪費するよりはボランティア各自が思い思いに現場に乗り込み、個別に被災者と向き合いニーズを汲み上げて対処した方が良いと言う。もちろん、不慣れゆえ怒られたり失敗することはあっても、その方が良いと。だが本当にそうか。

 確かに、通信の寸断された状況下ですべての避難所のニーズが整然とボラセンに集まってくることはなく、救出作業や泥出し作業のニーズもきちんと網羅されるとは言い難い。だからと言って、土地勘もない人間が適当にそこら辺を歩き回って活動して本当に良いものか。

 本書を読んだ若い世代なら、著者の励まし通りに被災者に飛び込み体当りでの支援活動ができるのかもしれない。だが、全ての人間にそれを求めるのは無理だ。ボランティアのしかたを限定的に書き、公的活動をやや感情的に批判する(まぁ過去の活動中、色々イヤな目に遭ったんだろうなとは思う)だけでは、ボランティアの裾野は大して拡がらないであろう。経験を積んだ方ならではの、多角的な支援方法を述べれば良かっただろうに残念なことだ。

 2014年1月17日 通勤電車にて読了
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2014年1月19日 【旅行】あんこう鍋へパンツァー・フォー!(2)

2014-01-30 08:00:54 | 旅行・ハイク&ウォーク
 明けて日曜日。鍋を食べ終えたのでさっさと解散して帰宅…ではチト寂しい。初めて大洗を訪れたメンバーも居たので、ざっと町内を一回り。昨年7月以来の訪問だが、あちこちのポスターが貼り変わり、寒い季節ゆえ等身大パネルに帽子やマフラー、ショールなど町民の愛着が感じられる装いとなっていた。少しだけ、地元の店で食品や酒を買って帰ることにした。あちこちでシールや缶バッジを貰う。大洗磯前(いそさき)神社へ初詣、ここでもでっかいガルパンパネル!御神籤ひきました、大吉♪

 昼は、水戸まで移動してそ一部の筋では有名なとんかつレストランへ。ここのご主人がアニメとタイアップした町おこしに深く関わっているため、戦車型のオリジナルカツがメニューにある。うーん、カツは肥満防止のため「禁忌品」なんですが…止むを得ないか。良く作るものですね(写真)。形だけでなく味も良し!の一品でした。やっぱりトンカツは脂身たっぷりのロースだよねっ(汗)

 来たとき同様「ひたち」で、居眠りしながら帰宅した。お疲れ様でした。少し時間を置いて、まだ入ったことのない飲食店目当てで行きたいです。
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