先に読んだ本は岡本太郎氏の作品群におけるモチーフの共通性から意味を探り、岡本氏の意図を推し量るものだった。対して本書は同じ「太陽の塔」をテーマとしながらも「岡本初心者」にも比較的わかりやすく、経歴も交えつつその建設の意図を推察している。
記述内容としては本書も推察の域を出ない部分はあるが、比較的すなおに頷ける内容だと思う。そして、岡本太郎氏が芸術家と言う表現には収まらない
民俗学や宗教色も含んだそう、文化人類学に基づく表現者とでも呼びたいような、やはり大変な人なのだったと改めて知る。本書を読むと、晩年テレビに出演しギョロリと目を剥いて両手を拡げてみせたりしていた理由が(推察だが)わかる。
それにしても残るはずのエキスポタワーが解体され、後から「突発的に」追加された太陽の塔が40年経っても残りレストア公開されようとているとは何と言う皮肉。
2016年6月28日 川崎市立図書館にて読了
記述内容としては本書も推察の域を出ない部分はあるが、比較的すなおに頷ける内容だと思う。そして、岡本太郎氏が芸術家と言う表現には収まらない
民俗学や宗教色も含んだそう、文化人類学に基づく表現者とでも呼びたいような、やはり大変な人なのだったと改めて知る。本書を読むと、晩年テレビに出演しギョロリと目を剥いて両手を拡げてみせたりしていた理由が(推察だが)わかる。
それにしても残るはずのエキスポタワーが解体され、後から「突発的に」追加された太陽の塔が40年経っても残りレストア公開されようとているとは何と言う皮肉。
2016年6月28日 川崎市立図書館にて読了