日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】安田峰俊著 「和僑-農民、やくざ、風俗嬢。中国の夕闇に住む日本人-」(角川書店)

2023-02-20 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 まず「和僑」とは、「爆風スランプ」メンバーのファンキー末吉氏による造語らしいと、本書の巻頭で知った。へー。定義として海外で商売を営む人に限らず、その土地に根付いて暮らしてゆく人、みたいな。なるほど。ただし移民ほど固定化した存在とは限らず、長期滞在(滞留)者も含まれるらしい。なるほど。そして、旅行者やロングステイ者などは含まれないらしい。なるほど。

 本書に登場する数人の日本人は、本当にユニーク。国内でヘタ打って高跳びした商売人やヤクザではなく、現地人と結婚した人、海外へ出稼ぎ売春する女性、頼まれてやむなく海外で「日本人を守る」ヤクザ組織を作った人。理由も環境も、人それぞれ。たくましく生きている。自分には絶対に真似できないし、真似したいとも思わない。興味深くはあるけど、それは自分に関係ない世界の話だから。

 一般的に見れば、おかしな人生に見える。でも誰が否定できましょう。他人に迷惑をかけているわけではないのだから、間違ってもドロップアウトとは言えない。色々な伝手を辿り、苦労してそういう人々を現地に取材した著者もあっぱれである。

 2023年2月4日 自宅にて読了
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2023年2月3日 【ハイク】シリーズ川崎市を歩く・川崎区(その1)

2023-02-20 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 昨年末のバイク事故ですっかり運動不足になってしまったことから、ギプスが取れて片手吊りから解放され、動きやすくなった機会に「リハビリ企画」を始めた。

 ちょっと調べたら、我が街かわさきの各区には様々なウォーキングコースが設定されていることが判った(こちら)。今回、これらのコースを歩くことにした。目指すは全7区、全コース制覇だ。我が町再発見だし、あまり交通費が掛からないのも良い。

 まずは市役所のある川崎区。9つのコースが設定しており、2/3は連続したコース設定になっている。せっかくなんだから全部つなげれば良いのに…そこは自分で繋げて歩くか、公共交通機関で移動するか考えてゆこう。レッツウォーク!

【コース1:東海道川崎宿をたどろう(地図)】約3.9km
 昨年10月に「東海道川崎宿スタンプラリー2022秋」に参加した折に歩いたコースとほぼ同一ルートのため、新鮮味には欠けた。そうであろうことは予想していたが、コース1をパスするってのが個人的に受け入れ難く…ああ厄介な「つぶし気質」。なおマップでは京急川崎駅をスタート地点としているが、コース2へのつなぎを考慮し、ゴールの八丁畷駅まに赴きそこからスタート、コースを逆向きに歩いた。いったん多摩川の土手まで出て、川崎駅に引き返してくる部分を変えた方が飽きなくて良いのだが、設定が難しい。

【コース2:市役所通りを歩こう(地図)】約2.0km
 川崎駅前を少し遠回りする以外、市役所通りを南下するだけ。シンプルで面白味には欠けるが、初めて歩くなら川崎駅東口周辺の賑わいと、区の公共施設集中エリアを楽しめるかもしれない。ゴールは労働会館(サンピアン)前バス停。そのまま次コースが始まる。

【コース3:富士見公園(地図)】約3.0km
 大通りを歩いた前コースと対照的に、細めのバス通りや住宅街の中、そして名ばかりの商店街(伊勢町)を抜けてゆく。市内の銭湯めぐりの時に歩いた道も含まれていたが、初めて通る道もあり、医王寺などはすぐ傍らの道を走ることはあっても全く気付いていなかったので歩いて面白かった。終点は港町駅、ちょうどやってきた電車で京急川崎に戻った。

 写真はコース1の終点近く・京急大師線の途中にある、六郷橋駅(二代目)跡。ここだけ、コンクリートの擁壁がないのと、地面から立ち上がる部分がコンクリでなく石組みなので判別できる。離れた位置から見ると、僅か1両分程度しかない。大正15~昭和24年に営業したそうである。

本日の歩行距離:約8.9km
通算の歩行距離:約8.9km
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