日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2023年3月11~17日 【旅行】北部九州の離島めぐり(4)青島、黒島

2023-04-04 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 3月14日、4日目。宿を早朝に出発するが、朝食の弁当と昼食のおにぎりを用意してくれた。予約時に電話で尋ねると「ウチは釣りのお客さんが多いので、慣れてますから」と親切な対応だった。寒気が戻って来、昨日の快晴もあって車の窓ガラスは真っ白、クレジットカードで厚い霜を削り落とす必要があった。

 今日も二島を巡る。一帯には幾つも離島があり、訪問に先立ちこれらを回る船のダイヤとにらめっこする必要があった。面倒でも一度情報を紙に抜き書きした方が、スケジュールを組み立てやすいのはデジタルネイティヴでない証。船唐津(ふなとうづ)港からまずは青島まで15分。

 青島の道は概ねP字に整備されており、Pループの付け根が港。なので、ループ部分のみ歩くことにした。島の周辺は黒っぽい石が多く、それを積み重ねた石垣もあった(写真上)。坂を上がった上部には風力発電塔が並ぶ。松浦市の火力発電所も良く見えた。港近くには猫が多い。


 次の黒島まで、船唐津港を経由して40分。船にはそのまま乗っていれば良い。こちらは概ね一周できる道が整備されており、そこを歩いてゆく。こちらは花崗岩だろうか、堅そうな石が切り出されるようで、立派なお墓が並び、道や畑の脇にも石垣が積まれていた(写真下)。島を一回りしても一時間ほど。

 予定より一便早く船唐津に戻ることができたので、鷹島内を見学。松浦市立埋蔵文化センターは、予想以上に展示内容が充実していた。そもそも元寇で元軍の大部分が暴風雨<神風>で沈没した舞台が、ここ鷹島沖だったとは。センターを見学し終えた駐車場で、たまたまお話しした方が熱心に解説して下さった。ひょっとして館長さんだったのだろうか。「元寇と言うと博多の方が有名で、皆さんあちらは御存知なのですが鷹島のことは御存知ないのです。」いや、全くその通りでお恥ずかしい。そのあと「施設はやってませんが眺めの良い所なので、行かれてみては」とのお薦めに従ってモンゴル村へ。センターを見学前、何でモンゴルなのかと思っていたのですが、元寇からみだったんだ…確かに小さな丘の上に立つと、素晴らしい展望だった。馬渡島と重なるように壱岐、そして遠くうっすらと対馬も見えている気がした。

 唐津まで戻るのにまた道の駅に寄り、昨日食べたいと思ったアジフライを単品で頂く。運転するのでノンアルビールで、旨い!ナビに従って最短コースで唐津に戻り、給油してレンタカーを返却。2日間で120㎞、島めぐりの港を繋いだだけなので距離は伸びない。燃費は20km/L程度だった。一昨日の宿に出戻り。夜は、予約しておいた宿お勧めの居酒屋「大八車」にて。瓶ビール一本で酔っぱらってしまい、食事を終えてホ輝に戻ったらそのまま寝てしまった。

 [アスカホテル 泊]

宿
(レンタカー6.0km)
船唐津 0700
(鷹島汽船)
★青島 0715/1023
(鷹島汽船)
★黒島 1103/11225
(鷹島汽船)
船唐津 1250
*** 松浦市立埋蔵文化センター ***
*** モンゴル村 ***
(レンタカー32km)
~20 トヨタレンタカー唐津駅通り店
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2023年3月11~17日 【旅行】北部九州の離島めぐり(3)向島、飛島

2023-04-04 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 3月13日、3日目、快晴。朝イチでレンタカーをピックアップ、これも前回と同じ営業所。借りたのはルーミー(=ダイハツ・トール)、昨年末に右手親指を骨折してから初めて車を運転するが、AT車なのでいざとなれば左手だけで運転も可能。右手はハンドルに軽く添えるだけにする。

 まずは唐津七島の最後、向島(むくしま)を目指すが、時間がある。遠回りして玄海町の原発PR施設を見学してゆく。この手の施設はどこも立派、簡単ながら過去の原発事故のについての途中の説明コーナーがあるのは立派。コンビニで昼食を仕入れ、星賀港から船で15分で向島へ。

 向島は小さい島、1時間15分の滞在。船着場から伸びる道を、左右端まで歩く。東側の道からは、先ほど訪れた玄海原発や一昨年の年越しで訪れた馬渡(まだら)島が良く見える(写真上)。島の海岸はどこも漂着物だらけだった。

 星賀港に戻り、レンタカーで次の目的地・殿の浦港へ。綺麗な「鷹島肥前大橋」を渡り、ここで行政区分は佐賀県唐津市から長崎県松浦市に変わる。渡り切ったところに道の駅があり、ちゃんぽんが長崎(市)のと一味違うとの売り込みに食べてゆく。確かにスープの味が大きく違った。今夜の宿の前を過ぎて港へ、時間があるので車の中で昼寝をしていたら、危うく乗り遅れるところだった。危ない危ない。船の所要時間は13分。

 島を歩くため港近くにいたお婆ちゃんに道を尋ねたら、教えてくれるばかりでなく猪除けにと鈴を貸してくれた。そうね、もう夕方だし出てくるかもね。港から登り切った奥は金刀比羅宮だった。戻ってきて鈴をお返し、今度は海沿いを歩いていたら朽ちかけた長屋風の建物が数棟、その先にコンクリートの桟橋跡やホッパーがあった。間違いなく炭鉱の跡だ(写真下)。調べてみたら戦後のわずか20年ほど、操業していたらしい(飛島炭鉱)。港で素晴らしい夕陽を眺め、空の赤味が闇に消えてゆく中を殿ノ浦港に戻った。島巡りらしい楽しさを味わえた夜、宿の食事は刺身だけでなくカワハギの煮付、タイの南蛮漬、ナマコ酢など豪勢。

 今日から、公共交通機関でのマスク着用義務が撤廃された。とは言え今年は花粉の飛散が大量だそうだし、基本的に戸外では着用しようと思う。

 [ビジネス旅館鷹島センター 泊]

800~ トヨタレンタカー唐津駅通り店
(レンタカー22km)
星賀漁港 1100発
(向島汽船)
★向島 1115/1330
(向島汽船)
星賀漁港 1345着
(レンタカー7km)
殿ノ浦 1600発
(鷹島汽船)
★飛島 1613/1855
(鷹島汽船)
殿ノ浦 1905
(レンタカー1.5km)
宿
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