新居浜の友人宅で過ごした帰り、香川の離島めぐりをすることにした。一気に回り終えたいところだが、変更できない予定があり2島だけ行くことにした。
4月2日、1日目。新居浜から詫間までJR、そこからコミュニティバスと乗り継いでゆき、宮ノ下港から志々島へ渡る。
昨年5月、間違って船を途中で降りてしまい、渡り損ねた島である。今度こそは。あの時の船員さんがいて、お話したら「事件」を思い出したようだった。
それにしても人が多い。平日なのに30人くらい?いや、大型観光バスまで来た。船も増便、我々が乗ったち小さな船は定刻より5分早く出航した。どうやら「お花畑」があり、今が見ごろなのだとか。島に渡ることばかり考え、全く予習をしていなかった。乗船前に島の案内リーフレットを貰えた。詳しい地図ではないが、見どころは解る。大半の人と違う方向に歩きだし「時間差攻撃」する。海はベタ凪、瀬戸内海の中にあるが水は見事に澄んでいる。
小さな看板に導かれて畑の中の細い道を上った先に、この島の名所「天空の花畑」があった。元々は島のおばあちゃんが趣味で始めたのがエスカレートしてこんなに大規模で素晴らしい光景になったらしい。人々が来るのもわかる(写真)。入場料などなく、募金箱に思い思い小銭を入れてゆく。カフェでも開けば繁盛間違いなしだろうが、そこまでの商売っ気はなさそうなのは勿体ない気がした。
花畑を通り抜け、大楠を目指して歩くが途中で気が変わり、島の最高所「横尾(よこぼ)の辻」へ。180度以上の展望、瀬戸内の絶景。そこから別の道で海岸線に降りることができ、結果的にぐるりと回って港に戻ることができ満足した。
志々島から宮ノ下港へ、詫間へと戻り、JRで高松まで。帰りは15分近い先発。今日は日曜ダイヤでコミュニティバスと列車の接続が悪いため、タクシーを呼んでおき、1本早い列車に乗れた。高松に着くと一気に都会感。一度船を乗り間違えただけでリカバリーに1日を費やしてしまったが、胸のつかえがなくなりスッキリしただけでなく、思いがけぬ絶景に出会えたのはまさに怪我の功名。
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新居浜 1001
(JR)
詫間 1138/1205
(コミュニティバス詫間線)
詫間庁舎/宮ノ下港 1214/1315
(粟島汽船)
★志々島 1335/1555
(粟島汽船)
宮ノ下港/詫間庁舎 1615
(タクシー)
詫間 1641
(JR快速)
高松 1732
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