日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2023年3月29日 【ハイク】シリーズ川崎市を歩く・中原区(その5)

2023-04-21 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 中原区の4回目、今日のコースはお寺巡りの10km超えで、これまでと少し毛色が違う。スタートはJR南武線・武蔵新城駅。

【6.七福神めぐり(地図)】約10.8km
 中原区コースの地図は川崎区のと比べ細かい道が省略されており解りづらかったのだが、本コースに至ってはコースが表示されていない!巡るべき7つの寺(七福神)の位置がプロットされているだけである。であるので、スマホのGoogle Mapに予め「中原区七福神」フォルダを作り、そこに7つの寺の位置を保存して出発した。

 これまでに歩いたエリアと重複しており、スマホで指示される道がこれまでと違ったり、前を通り覗き込みはしたけど中まで入らなかった寺があったりで、同じエリアを歩きながらも「二度手間」感はさほど味わわずに済んだ。そうそう、今日は観音霊場めぐりで持ち歩いている「参拝セット」を持参、賽銭に経帖も持ってきた。全ての寺に弘法大師像があり、その前で八十八か所巡りを思い出しながら線香を焚き般若心経を読んだのだ。その点でも、これまでとは違った気分を味わうことができた。写真は、最初に訪れた安養寺。桜と「川崎七福神」の幟が良い思い出。

 これにて中原区、全コース完歩。キリよく3月中に終えられたので、何となく気分スッキリ。さあ4月はどこを歩こうか。

本日の歩行距離:約10.8km
通算の歩行距離:約38.5km
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【本】和田寛著 「スキー場は夏に儲けろ!-誰も気づいていない「逆転ヒット」の法則-」(東洋経済新報社)

2023-04-21 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 本書はビジネス書、白馬岩岳スキー場を無雪期も楽しめる、というか無雪期こそ稼ぐ「白馬岩岳マウンテンリゾート」に変身させた著者の成功記である。

 もともと白馬エリアには、馴染みがない。自分が住んでいるエリアから行き辛いのが第一。電車は立川や八王子までチンタラ遠いし、始発の新宿まで行ったんでは時間かかるし。道路は中央道の、特に上り渋滞にウンザリだし、そもそもICが遠いし。まあ関越道とどっこいどっこいなのかもしれないが。そして、スキー場で関西圏からの客と一緒になりたくないのが第二。リフトやレストランでの行動が明らかに異なり、癇に障るのだ(今は違うかもしれない)。とにかく白馬には縁遠く、岩岳がいまそんな風に変わっていることなど全く知らなかった。白馬エリアにおいて、学生スキーのメッカではあるがレジャースキーヤーにとっては八方尾根や栂池高原よりマイナーな存在、くらいにしか思っていなかった。

 冬だけでなく夏も、山頂からの絶景をベースに魅力あるコンテンツ(アトラクションや飲食店舗、麓の滞在型宿泊施設)を整備してゆき、SNSやメディアでの紹介で知名度を上げ、客単価アップで得た収益を次のコンテンツ整備に投下する正のスパイラルに持って行くと言うストーリーは、読んでいて興味深かった。サラリと書かれていても実際にきちんとできる例は多くない(日本中が成功例であるわけがない)のだから。

 ではどうして、白馬岩岳は成功できたのか。著者がデキる人だったからなのは勿論だろうが、本書は著者の自画自賛本ではない。成功例、注意点を章ごとに簡潔に挙げている。だが、そこは弱いと感じた。綺麗に纏まり過ぎて、奮戦ぶりが伝わってこない。この辺は教訓書として書かれた本の限界か。

 もう一点気になったことは、岩岳の変身における地元との関りが希薄なこと。会社スタッフやアトラクション・店舗の従業員の多くは地元の方なのだろうが、この変身を通じ、会社の地元への貢献度がどうであったのか。雇用数なり納税額なりあるだろう。なぜかと言うと、コンテンツの開発運営や飲食店は殆ど東京の企業であるように見える。そこに地元の人々はどう関わったのか。宿泊施設以外、地元は蚊帳の外に置かれていたように読めてしまった。

 気になる点は多々あったが、賛同できる考え、感心した方針も多かった。現地に足を運んでみたいものだ。とは言え、本書に挙げられた人気アトラクションや飲食店には正直たいして興味が湧かないのだけど、それは自分が世の中の大勢とは違う嗜好の持ち主なのだから仕方ない。

 2023年3月27日 自宅にて読了
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