ご子息の演奏会を聞いたついでに、いすゞ仲間のお宅に3泊させて頂いた。数回訪れているがCovid-19渦や休館日で見学できなかった施設を、今回の滞在で片っ端から回って頂くことにした。
(1)別子銅山記念館
新居浜市街から別子銅山の中心地跡「マイントピア別子」へ向かう途中にある。記念館敷地内には別子鉱山鉄道の機関車(SL,EL)やトロッコなども置かれている。館内は別子銅山発見から規模拡大、隆盛から閉山までの流れが説明されており、多くは文書だが採鉱道具も少しある。圧巻は坑道の模型、地下深く掘られた蟻の巣以上に入り組んだ坑道を正確に再現したモデル、地下32層、総距離は700kmに及んだと言う。
(2)広瀬歴史記念館
別子銅山の支配人にして近代化の立役者・広瀬宰平の功績を称えるだけでなく、銅山発展の歴史も概説。偉い人だったんだねえと思う以外ない。敷地内には旧邸宅もあり、単なる邸宅でなく大勢の人が集まった集会所的存在も伺えた。
(3)広瀬公園
市内有数の桜の名所らしく、ちょうど開花中で素晴らしい光景を味わえた。翌日、夜にも出かけたが白く浮かび上がる花が妖しくも美しかった。
(4)別子銅山東平(とうなる)ゾーン
幾つかあった採鉱エリアの一つ、その遺構から「東洋のマチュピチュ」と呼ばれることも(写真)。ここに至る県道が崖崩れで通行止めになっていたが、ちょうど3/30正午に開通となり、翌4/1より1日2便のガイド付き探訪ツアーが再開、その初便を予約できて訪問。この手の遺構が大好物の身に現地滞在1時間はあまりに短く、行き違い困難な細道を辿って再訪したい。心行くまで現地を歩いたら、3時間は必要とみた。
(5)旧端出場水力発電所
東平コース同様、3/28に通年公開され始めたばかりの発電所跡をタイミングよく見学できた。内部の機器も残されており銘板や構造は見ものであるが、何と言っても建物外部から排水路に入って水力発電水車を下から見学できるのが素晴らしい。マイントピア別子の対岸であり回り込んで歩くため時間はかかるが必見。
(6)日暮別邸記念館
煙害対策のため、新居浜市街にあった精錬所は沖の四阪(しさか)島に移された。その四阪島にあった、住友家の別邸と言うことだが一方では島を訪問する賓客の迎賓館的存在だったとも思われる。瀟洒で凝った造りはさすがの一言、四阪島から移築された新居浜市内の小高い丘の上から、ちゃんと四阪島が見えた。敷地内には、同島で使われていたミゼット消防車も保存。
(7)別子鉱山鉄道星越駅跡
新居浜市街から別子銅山まで延びていた(下部)鉄道のメイン駅の駅舎だけは今も綺麗に残されている。建物は再利用されたようだが、鉄道関係の遺構は殆どなさそうなのが残念、可能であれば整備して公開いただきたいが、車両は別子銅山記念館にあるため駅舎公開は意義を認められないのかもしれない。駅脇にはインクラインやホッパーの遺構もある。
この他に温泉に行ったり外食したり、2日間はあっという間に過ぎた。詳しい友人の案内のおかげで、見過ごしそうな物にもたくさん接することができて感謝。銅山上部鉄道の遺構訪問とか、下部鉄道の廃線敷サイクリングコースとか、まだ行きたいところが残っており、またの機会を持ちたいと思っている。
(1)別子銅山記念館
新居浜市街から別子銅山の中心地跡「マイントピア別子」へ向かう途中にある。記念館敷地内には別子鉱山鉄道の機関車(SL,EL)やトロッコなども置かれている。館内は別子銅山発見から規模拡大、隆盛から閉山までの流れが説明されており、多くは文書だが採鉱道具も少しある。圧巻は坑道の模型、地下深く掘られた蟻の巣以上に入り組んだ坑道を正確に再現したモデル、地下32層、総距離は700kmに及んだと言う。
(2)広瀬歴史記念館
別子銅山の支配人にして近代化の立役者・広瀬宰平の功績を称えるだけでなく、銅山発展の歴史も概説。偉い人だったんだねえと思う以外ない。敷地内には旧邸宅もあり、単なる邸宅でなく大勢の人が集まった集会所的存在も伺えた。
(3)広瀬公園
市内有数の桜の名所らしく、ちょうど開花中で素晴らしい光景を味わえた。翌日、夜にも出かけたが白く浮かび上がる花が妖しくも美しかった。
(4)別子銅山東平(とうなる)ゾーン
幾つかあった採鉱エリアの一つ、その遺構から「東洋のマチュピチュ」と呼ばれることも(写真)。ここに至る県道が崖崩れで通行止めになっていたが、ちょうど3/30正午に開通となり、翌4/1より1日2便のガイド付き探訪ツアーが再開、その初便を予約できて訪問。この手の遺構が大好物の身に現地滞在1時間はあまりに短く、行き違い困難な細道を辿って再訪したい。心行くまで現地を歩いたら、3時間は必要とみた。
(5)旧端出場水力発電所
東平コース同様、3/28に通年公開され始めたばかりの発電所跡をタイミングよく見学できた。内部の機器も残されており銘板や構造は見ものであるが、何と言っても建物外部から排水路に入って水力発電水車を下から見学できるのが素晴らしい。マイントピア別子の対岸であり回り込んで歩くため時間はかかるが必見。
(6)日暮別邸記念館
煙害対策のため、新居浜市街にあった精錬所は沖の四阪(しさか)島に移された。その四阪島にあった、住友家の別邸と言うことだが一方では島を訪問する賓客の迎賓館的存在だったとも思われる。瀟洒で凝った造りはさすがの一言、四阪島から移築された新居浜市内の小高い丘の上から、ちゃんと四阪島が見えた。敷地内には、同島で使われていたミゼット消防車も保存。
(7)別子鉱山鉄道星越駅跡
新居浜市街から別子銅山まで延びていた(下部)鉄道のメイン駅の駅舎だけは今も綺麗に残されている。建物は再利用されたようだが、鉄道関係の遺構は殆どなさそうなのが残念、可能であれば整備して公開いただきたいが、車両は別子銅山記念館にあるため駅舎公開は意義を認められないのかもしれない。駅脇にはインクラインやホッパーの遺構もある。
この他に温泉に行ったり外食したり、2日間はあっという間に過ぎた。詳しい友人の案内のおかげで、見過ごしそうな物にもたくさん接することができて感謝。銅山上部鉄道の遺構訪問とか、下部鉄道の廃線敷サイクリングコースとか、まだ行きたいところが残っており、またの機会を持ちたいと思っている。