2023年5月9日 【食べ物】武蔵溝ノ口・轟

　宮前区を歩くシリーズのスタート地点に向かうため武蔵溝ノ口駅からバスに乗ったところ、出発して直ぐにラーメン屋を見つけたので帰りに寄った。昼の営業時間終了間際で空いていた。

　「鴨だし」が売りらしいので、醤油ラーメンをオーダーした。鴨だしと聞くと何となく京風と思ってしまう。やや薄目の醤油味、麺はほっそりストレート、九条ネギか白髪ネギがアクセント。丼は小さめで全般に柔らかな雰囲気。

　しかし、運ばれてきたのは重厚かつ大き目な黒い丼で、醤油だし以前に生姜が強く香る。油も濃く、これは手ごわい。しかし麺とネギはイメージ通り、それにかいわれ大根と鶏つみれ球、海苔、鴨チャーシューと高いだけに豪華。スープは生姜に負けぬ濃い醤油の味、ともすれば麺が負けてしまいそう。最初はたじろいだが、気が付いたらガツガツ啜っていた。旨し。塩味はどんなだろう、次の乗り換えの時にも寄ってみたい。

2023年5月9日 【ハイク】シリーズ川崎市を歩く・宮前区（その２）

　湘南モノレールに行ったり、筋肉痛で歩きたくなかったりで延び延びになっていた宮前区ウォーク、一か月ぶりに2回目を歩いた。朝イチで都内へ出かけ、用事を済ませそのままスタート地点へ。

【２．平瀬川沿いコース/とんもり・生田緑地コース(地図)】約6.3km/約2.8km
　武蔵溝ノ口駅南口よりバスに乗り宮前区役所向丘出張所で下車、距離の長い平瀬川コース歩くことにするが、スタート食後をはぐるりと一周半するような設定。少しでも平瀬川沿いを歩かせるためだろうが、ちょっとどうかと思う。その川だが住宅地を流れるにしては比較的水は綺麗、浅い水深ではあるが底まで見える。ところどころ、50㎝くらいありそうな丸々太った鯉。1尾くらい掬い上げて鯉こくにしてもバレない気がするが、きっと旨くないだろうな。ゴール近くの区間は鯉ではなく小魚がいた。ボラではないだろうし、何だろう。
　展望のきく高台に上がったり、降りて川沿いを歩いたり。何でこんな住宅街の中をと思ったら古い大山街道の道標があったり(写真上)。最後は坂を上って聖マリアンナ大へ。アップダウンが多く、距離の割には堪えるコースだった。昼食までのつなぎにアイスクリームを食べ、次のコースへ。

【３．犬蔵・土橋コース(地図)】約6.3km
　聖マリアンナ大からバスで宮前平に戻り、昼食は完歩後に摂ることにして直ぐにスタート。スタート/ゴールが同じ周回コースなのでどちら回りにしても良いのだが、地図の指示は右回りだったようだ。気が付いた時には左回りに歩き出した後だった。曲がるべきところを曲がらず数分間直進してしまうミスコースを二度。地図には結構目印が書かれているのだが、それでも間違う。
　住宅街や団地群の中が殆どなのだが、ところどころに川崎市生産緑地として残された畑や竹林があり、新緑が目に染みる(写真下)。東名川崎IC付近はアップダウンが大きくきつかった。

　10:40スタート、14:20ゴール。10㎞以上を歩いた疲労感はあったが、住宅街中心のコースだとあまり楽しくない。消化試合の気分であり、もう少し楽しい沿線風景に期待したいが、無理かなあ。

本日の歩行距離：約12.5km
通算の歩行距離：約51.0km

【映画】不思議の国の数学者 [字幕]

　韓国映画。エリート校で落ちこぼれつつある少年が、学校の警備員に身をやつしていた脱北者である天才数学者と知り合い、彼から数学を教わる過程で、単に正解を求めるのではなく過程を大事にすることを学び、自信を取り戻してゆく。

　エリート校の厭らしさが韓国らしいと思えた。日本より遥かに大変で厳しいって言うじゃないですか。結果、「生き残った」あるいは「勝ち抜いた」者たちは鼻持ちならないエリート意識を持つようになるって。教師も、学校や自らの勤務評定に響きそうな劣等生には手を差し伸べるのではなく突き落とす(他校に転校させる)。きっと本当にある話なんだろう。日本も一緒かもしれない。

　主人公のお兄ちゃんではなく、脱北天才数学者役のチェ・ミンシクが強く印象に残った。姿形は似てないのだけど、佇まいに役所広司を思わせるところがあって。警備員姿の時のやや丸まった背中とたるんだ頬、主人公の疑惑を晴らすため、正装して学校に乗り込んだ時の凛とした顔と姿勢、見事な変身ぶり。

　ユニークだったのは、円周率(π)の数字を音に置き換えピアノで弾いたシーン。本当にそうなるのだろうか、なるんだろうな。Youtubeを探したら【弾いてみた】とかあるかもしれない。

　数年後の二人が北米で再会するシーン、ハッピーエンドで良かった。脱北者が射殺されたり拉致連れ戻されたりしていたらと、観ながら心配していたので。

　2023年5月8日　川崎・チネチッタにて