日々のつれづれ(5代目)

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2023年5月16~18日 【旅行】父と行く山陰山陽2泊3日(3)

2023-06-14 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 5月18日、ツアー3日目は自由時間なし。

 ホテルの朝食バイキングは種類豊富で制覇しきれなかったほどで大満足。貸切観光バス1台で出発、JR木次駅へ(写真左上)。今回のツアーの目玉である、今年度で引退予定のトロッコ列車「奥出雲おろち号」(写真右上下)の出発駅。以前乗った時は松江か宍道発だった気がするが、いつの間にか変更になったのか。何れにしろDE10+12系客車2両に変わりはない。気温も上がり、オープン車両で過ごすのに丁度良い。途中駅で弁当と蕎麦を一つずつ買うことができ、父と分け合って食べたが美味かった。

 備後落合から再びバスで一気に倉敷へ。自由行動時間なので美観地区見学をパスして倉敷駅へ向かい、落ち着いた喫茶室で一休み。隣接する倉敷市駅で一行に合流し、水島臨海鉄道に乗車し、終点一つ手前の水島駅で下車。ここは規模の小さい鉄道ながら、さまざまなディーゼルカーが走っており近年ちょっとした人気。我々の乗車列車は元国鉄キハ37+38(写真左下)、ひょっとしたら千葉の久留里線で乗ったかもしれない車両だった。ローカル鉄道ながら高架が続き、沿線の市街地化と過疎化を見るには都合よかった。

 水島から3たびバスに乗車して岡山駅へ。このバス、出雲市から我々を載せては降ろしを繰り返し、岡山から当日中に回送して出雲まで戻るそうで、運転手さんにはご苦労なことだ。道路が夕方の渋滞だったため岡山ではさほど時間の余裕なく、駅弁を買って「のぞみ」に乗車。新幹線で岡山から東京まで乗るなんて、一体いつ以来だろう。基本的には大阪ですら航空機利用なのだから。

 「のぞみ」は熱海に止まらず他列車利用も不可のため、父も熱海で降りられず品川まで乗車。到着が遅く本日中には帰宅できないため、駅前のホテルを取っておいた。明日は午前中だけ丸の内界隈を散策予定だったが、雨の予報ため真っ直ぐ帰宅したいとのこと、チェックインまで同行し、今回の旅の終わりとした。

 寝台列車乗車に出雲大社参拝、島根・鳥取県訪問と、父の願いを叶えてやることができ満足。ただしツアー代金は高く、もっとシンプルに自分たちの希望分だけ手配する通常のスタイルの方が気分的に楽でコストも抑えられるのではと思った。父は残り高知県だけ、やはり訪問したいと言い始めたので、その時は個人手配で出かけることにしよう。(おわり)
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2023年5月16~18日 【旅行】父と行く山陰山陽2泊3日(2)

2023-06-14 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 5月17日、ツアー2日目。岡山で切り離し作業を見学、山中を淡々と走り山陰へ。残念ながら進行方向左側の部屋ゆえ、宍道湖の景色は観られず。定刻に出雲市に到着後は終日フリータイムのため、駅レンタカー(ダイハツ ミラ)であちこち回る。

(1)旧国鉄大社駅(車窓)
 せっかくなので立派な駅舎を見せようと車を走らせたのだが、「保存修理工事中のため(外観・内部)見学不可」だった。

(2)一畑電車 出雲大社前駅(車窓)
 駅前の道路をゆっくり走り、ユニークな形とステインドグラスの駅舎を見学。

(3)出雲大社
 いきなり本日のメイン。入口の大鳥居から拝殿まで歩いての往復は父には難しそうで、かつ駐車場は途中にあるため、まず大鳥居を眺め、大駐車場に停め、参拝路をかなり端折って参る。よくよく話を聞くと、母と結婚式を挙げたのはここではなく、父の出身地である岡山の分院だったとのこと、どうもおかしいと思った。
 それはともかく念願の「本宮」に参れたので、参拝路から逸れた木々の根本あたりに、仕上がったばかりの「小袋」を供養させた。ところでここ、「いずもたいしゃ」ではなく「いずもおおやしろ」と読むのが本来らしいですね。

(4)日御碕灯台
 出雲まで来たのだから断崖絶壁の上から日本海を見て貰おうと、日御碕までクネクネ道を走らせた。灯台はレンズ部分の改修工事中で見学休止だったが、高所恐怖症の父ゆえ上がる気はなかったので問題なし。ただ、300mほど離れた展望台までも歩くのを渋り、灯台を眺めるだけになってしまったのは残念。

(5)江島大橋(車窓)
 宍道湖沿いのR431を景色を楽しみ、「ベタ踏み坂」として有名な橋を越えて鳥取県へ。実際にはベタ踏みすることなく登れてしまうのだが。

(6)境水道大橋(写真)
 古いこともあり、先の江島大橋よりも橋らしい鉄橋を越えて再び島根県へ。車窓すぐ下には境港市と対岸の町が見え楽しい。

(7)七類港
 父より自分が行きたく、隠岐の島への玄関口・七類港ターミナルへ。ジェットフォイルが停泊しており、父は興味深そうに見ていた。隠岐の島関連のパンフレットを入手、行くのは来年になりそうだが参考にできる。

(8)境港市
 鳥取県を通ったがどこにも寄らないのではマズいので(笑)、境港市の水産物土産物屋に立ち寄り。地物の魚、名物のベニズワイガニ、いずれもそそられたが買って送って一人で食べきれるわけもなく、眺めてお終い。ところで過去にここからベニズワイガニを実家に送ってやったことがあったのだが、父は忘れていた…そういうの、母は忘れないのは何故だろう。

 そろそろ夕方、出雲市に戻る道は大根島を経て、宍道湖南岸のR9で戻ることにした。改めて地図を見ると、宍道湖北岸から七類港→境水道大橋→江島大橋と一筆書きで走れば良かった。やはりいきなりカーナビをセットして走り出すのでなく、紙の地図できちんと計画してから走るべきと思った次第。

 10時半に出発し、18時帰着。160㎞ほどのドライブだったが父も満足してくれたようだった。

 ツインリーブスホテル出雲 泊
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2023年5月16~18日 【旅行】父と行く山陰山陽2泊3日(1)

2023-06-14 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 自分があちこち行くもので気に留めていなかったが、実は両親も世間一般の方々以上に国内外へ旅行していたようだ。と言うのも、母の存命中「これまでどれくらいの場所へ行ったか」と言う会話をしたことによる。その時点で母は沖縄を除く全都道府県に行っており、父は沖縄と島根と高知が未訪問なのだった。それで家族旅行で沖縄へ行ったのが、最後の家族旅行となった。

 母が亡くなって10か月、気候も良くなって来たので、父を鳥取県へ連れてゆくことにした。「もう一度、夜行列車に乗ってみたい」と言うので、全国で唯一残った定期夜行列車「サンライズ」を利用した面白いツアーに申し込んだ。クラブツーリズムの『いよいよラストラン!「奥出雲おろち号」と日本最後の定期寝台特急「サンライズ出雲」3日間』と言う。

 父は、母と結婚式をした関係で出雲大社へ行きたく、あと鳥取県に足を踏み入れれば良いとのこと。出雲市から鳥取は近い。「サンライズ出雲」を降りたらフリータイムなので、レンタカーで出雲大社と鳥取県を訪問することにした。

 5月16日、1日目。ツアーは横浜からでも参加できるが、せっかくなので始発の東京駅にゆき、入線から見届けた。ちなみにツアーは改札外で集合、乗車券+寝台券を受け取るので、申告すれば発車まで自由に行動可なので助かった。

 駅構内で寝酒と明日の朝食を二人分購入、東京駅を発車後に缶ビールを1本ゆっくり飲む。2人で申し込んだが寝台は「シングル」2室、トイレが近くて済む車端近くをリクエストして割り当てられたこともあり、1階室とは言え揺れは小さくない。もっとも過去の経験から予想していたことではある。熱海から無事に父が乗車、ミニロビーで缶ビールを飲んで昔の夜行列車の思い出話などを聞き(小声で話さないと、クレームがくる惧れがある)、静岡を過ぎた1時過ぎに就寝した。写真は東京駅にて、前照灯・尾灯とも点いていない僅かな瞬間のショット。
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