「リアル猟師奮闘記 山賊ダイアリー」(1)岡本健太郎
岡山に住む猟師が日々の生活を描いている。
絵で紹介されているので、解りやすい。
どのように獲物に近づくのか、とか。
どうやって解体するのか、とか。
具体的に描かれているので「ふ~ん、そうなのか」、てな感じ。(勉強になる)
いくつか文章を紹介する。(このあたりからタイトルが来ているようだ)
P92
ぼくが知る限り 猟に理解ある女性は見たことがありませんね
P8-P9
彼女に猟師になる、と打ち明けるシーン
「ええっ・・・!!最悪!!動物を殺すなんて!!」
「さ・・・最悪?君だって肉よく食ってるじゃん・・・」
「ウシやブタは別でしょ!!また屁理屈!?」
「またってなんだよ・・・同じだよ 人は他の生き物の命をうばって生きているんだよ
あのね猟で命をうばうのもスーパーで肉に金を払うのも行為としては同じ事で・・・」
「は~~~こんな野蛮なこと言う人だとは思わなかった見損なった」
「な・・・・・・なにぉ~・・・」
「じゃあなっ・・・オレは田舎の猟師として生きていくから」
「さようなら山賊さん」
・・・これが冒頭のシーンで、2人は別れ、著者は岡山で猟師となる。
上記の会話、どう考えても、彼女の理屈はヘン。
動物を解体するシーン、「カワイイ」と対極。
「カワイイ」を追求しすぎて、道理が解らなくなってるのかもしれない。
(あるいは、単にアタマ悪いだけか?)