
「夏のバスプール」畑野智美
畑野智美さんの青春小説。
夏休み直前、高校1年の涼太の生活を学校と家庭、両面から描いている。
脇役も丁寧に描かれている。
高校時代って、大人になりきれず、中途半端なイタい時代である。
でも負の要因もきちんと描きながら、甘酸っぱい年頃を表現している。
私は、たとえタイムマシンがあっても、高校生に戻りたいと思わない。
でも、第三者として読む分には、本作品の登場人物たちが羨ましく感じられる。
それにしても、もっと話題になって評価されても良い作品と思う。
私のようなオヤジが読んでも面白いのだから、
現役の高校生が読んだら、もっと面白く感じるでしょうね。
【参考リンク】
夏のバスプール