「本当は怖い京都の話」倉松知さと
歴史+観光の雑学本。
京都はあちこち行ってるつもりだけど、見逃している箇所がいくつもあった。
この本を持って、訪問したくなる内容だ。
木屋町通りについて
P68-74
「木屋町通り」は「志士たちが駆け抜けた道」と呼ばれているそうだ。
別名「暗殺ストリート」、多くの志士たちが殺されている。
祇園祭について
P60
ジメジメする梅雨時は、気温が上昇して、細菌が繁殖したり、大雨で洪水が起きるなど、様々な要因で病気が蔓延して人々を悩ませる。そんな時期に、病気が流行る原因とされる「疫病神」を歓待し和ませ、良い気分にさせることで流行を防ごうとしたのだ。
法輪寺について
P50-51
あの清少納言が『枕草子』で「寺は壺坂 笠置 法輪」と名前を挙げるほどで、特に院政期には多くの人々の信仰を集めて隆盛を誇った。
(中略)
文殊菩薩が「知識の量や経験の深さ」に御利益があるのに対して、虚空蔵菩薩の方は、集中力やひらめきに御利益があるそうだ。
(中略)
法輪寺を後にして、渡月橋を渡る時に、決して振り向いてはいけないということ。振り向くと、せっかく授かった知恵が逃げてしまうと言われている。
P70
森鴎外を森勤王と書いてある。
どうして?
P152-157
一条戻り橋…数々の伝説を持つ有名な橋。
晴明神社とセットで訪ねたい。
(「RDG」では、一条の作ったウエブサイト名が「戻り橋」で、真響がひどい目にあった)
縁切りスポットについて
P174-179
縁を結ぶより、縁を切る方がはるかに困難、と思う。
(結婚より離婚が難しいのと同じ…時間、お金、労力、の三拍子)
その割に、縁切りスポットは少ないように感じる。
本書では祇園の『安井金比羅宮』と河原町二条にある『法雲寺』が紹介されている。
写真を見るだけで、異様な雰囲気を感じる。
無数のおふだが貼られている巨石。
中央に小さな穴があいている。
形代を持ってくぐり、再び、逆方向からくぐる。
その後おふだ(形代)を碑に貼り付ける
縁切り縁結び碑について|安井金比羅宮