【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

蓮と睡蓮(1)

2010年07月11日 18時14分17秒 | お出かけ
8月はヒマワリ、10月はコスモス、4月はサクラ、7月は・・・ハス!
そんなわけで、ハスと睡蓮を見学に行ってきた。
パソコンで検索すると、あちこちに名所がある。
とりあえず、自宅に近い所から行ってみた。
(以下、万博公園の日本庭園と自然文化園にて撮影)









蓮と睡蓮(2)

2010年07月11日 18時13分54秒 | お出かけ










↑太陽の塔、後ろから見た姿


ハス(4-4)

2010年07月11日 17時53分17秒 | 写真

ハス(4-3)

2010年07月11日 17時52分07秒 | 写真


ハス(4-2)

2010年07月11日 17時51分37秒 | 写真

ハス(4-1)

2010年07月11日 17時49分23秒 | 写真

クライミングシューズ、ローカットの時代、思い出したこと

2010年07月10日 08時16分24秒 | クライミングギア&登山装備
先日、クライミングシューズについて書いた。
80年代末、ローカットの時代になった、と。
ちょっと思い出した事がある。
EB→フィーレ→メガ
クライミングシューズのヒット商品である。
ニンジャの前は、メガが人気だった。
私も取り寄せて、履いていた。
小川山での結晶立ち込みに便利だった。

1990年正月(だったと思う)、城ヶ崎に行った。
周りの関東のクライマーを見て驚いた。
皆、ニンジャを履いている!
私は、その時メガを履いていた。
あんなスリッパのような靴で登れるのだろうか?
でも、皆さんすいすい登っている。
城ヶ崎の前傾やハングでは、メガは使いにくい。
(結局、私がRPしたのは、「風に吹かれて」11aくらい)
帰阪して、すぐニンジャを購入した。

2月になって、城ヶ崎を再訪問。
今度は、もっと登るぞ!
「ホワイトシャーク」11c、「パンピングアイアンⅠ」11d、「ピスタチオ」12a等をRPした。
(ピスタチオが私の初12、その日の4、5回目のトライでRP)
う~ん、ニンジャはエライ!
世の中はローカットの時代になった、と実感した。

城ヶ崎に「シンデレラボーイ」13a/bというルートがある。
「サザンクロス」12bと「チリコンカーン」12bを継なぐストレニルート。
核心は「チリコンカーン」と同じ、左足を穴に突っ込んで××するムーブ。
大岩さんが初登した時、靴が穴に入らず、核心手前で片方のシューズを脱いで登ったらしい。
(だから、「シンデレラボーイ」というネーミングになった、と聞く)
その後、ローカットの時代になり、靴を脱がなくても、穴に差し込んで、ムーブが起こせるようになった。

今、クライミングシューズの種類は豊富にある。
壁の形状に合わせて、使い分けも出来る。
ソールも性能アップ、着脱便利なベロクロも発売された。
ターンイン、ダウンツゥ、ヒールも改善された。
それにつれ、世間の限界も上がっていった。
・・・あとは、自分の限界を上げるだけか?!

話は変わる。
靴を選ぶとき、どの程度キツ目を選ぶが迷うときがある。
私は、あまりキツキツは選ばない。
キツつぎるシューズでは、靴の性能を発揮できない場合も有る。
でも、ユルユルでは脱げてしまう。
私は、普段のスニーカーや革靴は24㎝~24.5㎝。
(ピッタリサイズだと蒸れるし、そもそも24㎝の靴を置いていなかったりする)
クライミングシューズは#5.5。(#6だとユルくて立ち込みでブレる)
ところで、この『サイズ』が分かりにくい・・・UK、EU表示で異なる。
ホント不便だ・・・なぜ“㎝”で統一しないのか?
参考までに、下記のサイトをリンクする。

クライミングシューズ サイズ対応表


「ヤングアダルトパパ」山本幸久

2010年07月08日 21時51分24秒 | 読書(小説/日本)

山本幸久さん最新刊。
今回のストーリーはトリッキーなので、ちょっと心配した。
でも、読み始めると、違和感もなく、いつもどおり楽しめた。
中学2年の静男が、生後5ヶ月の赤ちゃんを背負って、保育所探し。
そのなげな姿に、思わず「ガンバレ」と声を掛けたくなる。
山本幸久さんらしい、心温まる作品。

【ネット上の紹介】
夏休みもあと数日。中学2年生の静男は、生後5ヶ月の赤ん坊を負ぶり保育所を探していた。10以上年の離れた花音と恋をして、優作が生まれた。しかし彼女は幼い父子を残し、消えてしまったのだ。もうすぐ二学期が始まる。急がなきゃ。しかし、中学生の保育所探しはどこからも相手にされない。途方に暮れながらそれでも、静男は優作を守ろうとするのだが…。14歳の父、5ヶ月の息子、幼い父子の、家族物語。

スカルパ・イベント、試し履き!

2010年07月04日 19時35分06秒 | クライミングギア&登山装備

先日、次のようなイベントがあった。

スカルパ、クライミングシューズを履いて試せる4日間
フェローチェ
       インスティンクトS    スティックス   
ブースター  フォース  
フォースレディ  ティフォージ
インスティンクトS ¥13,650

クラックス、パンプ、ナカガイジム・・・と各ジムでイベントは行われた。
私も試してみた。
私が気に入ったのは、インスティンクトS。

さて、普段私が使用しているのはファイブテン・モカシム。
1990年代から十数年愛用している。
なぜ、モカシムなのか?、と言うと過去の流れから。
80年代末(90年アタマだったかも)、ローカットの時代になった。(これは革命的だった!)
ニンジャとレーザーを併用した。
(柏木のルートはこれで多数RP、ヨーロッパでも同様)
だから、柔らかいソールに慣れてしまっている。
クライミングスタイルも固まっている。(今さら変えられない)
足はベタ置きスメア、足裏感覚で「効いているかどうか」判断してムーブを出していく。
そんな訳で、90年代中旬に出たモカシム(スティルスC4)も気に入り、十数年愛用、となった。

さて、今回のスカルパ・イベント。
最初に書いたように、インスティンクトSを気に入った。
ずっとモカシムだったけど、違和感がない。
ゆるいターンイン&ダウントゥーだけど、別に問題なし。(登っていて気にならない)
いくつか良かった点を羅列する。
まず、履きやすい。
上のゴムが伸びるので、スポン!、って感じで履ける。(本革だと履くとき破れたりするし)
伸びる割に、履いてしまうと締まって、脱げそうにならない。(けっこうフィット感あり)
人工皮革・ロリカなので、履いてて皮が伸びてユルくなる、って欠点も軽減。
(本革は伸びるし、当たり外れアリで、穴が開いたりする)
ソール・ビブラム・XSグリップ2も足裏感覚良好。
柔らかくて、壁をはじかなかった。

次に、モカシムとの違い、欠点を書いておく。
つま先の上のラバーが使い込むと剥がれる、と思う。(可能性高い)
つま先部分が幅広く厚みもあるので、ルーフでのツゥフックが効きにくいかも。
(つま先の細いタイプが好きな方には合わない、と思われる)
ヒールカップがモカシムに比べかなり深い。
足入れに関して、複数の方が、踵後ろ部分が痛い、と言っていた。(私はOK問題なし)
ソール・ビブラム・XSグリップ2は、スティルスC4には多少劣る、と聞いた。
(私の試した限りでは気にならなかったが、使い込んだらどうだろう?)
足裏感覚良かったが、逆に磨耗激しい可能性アリ?
ソールの張替えでは、ビブラム・XSグリップ2未入荷、と聞いているので問題あり。
(以上、曖昧表現ばかりで申し訳ない・・・半年くらい使用しないと結果判らないから)

【結論】
試しに購入しようとしたら、「在庫なし」、とのこと。(何じゃそりゃ!)
でも、もし入荷したら試す価値あり。
(長年「コブラ」愛用の方も、「買ってみようかな」、と言っていた)
インスティンクトSばかり書いたが、一般にはフェローチェ人気、とのこと。
この後、イベントはナカガイ堺店(7月8日~7月11日)を経て、九州上陸。
地元に来たら、色々試してみて。
こんな機会がないと、履かない、履けない、って思うから。
他メーカーも、見習って欲しい。

PS1
イベント営業の方に、岡山、島根、山口も立ち寄るよう助言したが、「取引がないから…」、とのこと。

PS2
今日は珍しく、ストレートなクライミング・ネタだった。
(この調子が続くか?)

【参考リンク】
スカルパインスティンクトS - LOSTARROW News


「ゆりかごで眠れ」垣根涼介

2010年07月04日 12時22分44秒 | 読書(小説/日本)

コロンビア・マフィアを描いた作品。
垣根涼介作品の中でも人気の高い作品のひとつ。
一気読みの面白さ。
非情な世界を、淡々と描いていく。
でも、カーサのおかげで、少し救われる。
いつか成長した姿を見たい。
ちょっと不満なのが、妙子の描き方。
他の登場人物に比べると、存在感が薄い、と感じた。
バックグラウンドを詳細に描いていないせいか。

PS
読んでいて、何となく馳星周作品を思い出した。
違いは、垣根涼介さんのラテン的な明るさ。
とことん暗い作品でも、チラリと顔を見せる。

【ネット上の紹介】
凄絶な幼少期を過ごしながらも、コロンビア・マフィアのボスにまで上りつめた日系二世のリキ・コバヤシ・ガルシア。その彼が、ひとりの少女を伴い来日した。目的はライバル組織に売られ、日本警察に勾留されている部下の奪還と復讐、そして…。ひとりの男と、彼に纏わる人間たちの愛憎を描く傑作巨篇。

「スクールフェスティバルズ」今野緒雪

2010年07月03日 18時50分39秒 | 読書(小説/日本)


『お釈迦様』シリーズが『マリみて』シリーズに追いついた!
と言っても、しっぽに辿り着いただけだけど。
でも、これにより同じ事件、イベントが異なる視点で語られ、立体的になってくる。
だから、同じセリフの箇所が出てくる。(当然だけど)
『マリみて』で言えば、シリーズ初巻で、祐巳と祥子さまのスール問題が絡んでくる。
そこで、「マリみて」初巻を再読した。(いったい何度目の再読だろう)
色々見えてきたものがある。

次のような会話がある。(P96)

【志摩子と祐巳の会話】
「私では祥子さまはだめだと思ったの。逆に、私にも祥子さまではだめなのよ、きっと」
「どういう風に?」
「祥子さまのこと好きだけど、私たちは相手に求めるものが違うの。だから、与えられるものも違うわ」
「・・・・・・・難しすぎてわからない」

しかし、わからない、と言っていた祐巳も心で感じ、わかるようになる。

最終段階になると、次のような会話とシーンがある。(P216~P225)

【祐巳と祥子の会話】
「柏木さんが警察に連れていかれるの、嫌ですよね?」
「どうして、そう思うの?」
「顔に、そう書いてあります」
「私のこと、よくわかるのね」
「・・・・・・はい。どうしてだか、すごく」

さらに、祥子様が柏木に平手打ちをして駆け去るシーン。
それを追いかける柏木を祐巳が転がし、祥子を追いかけていく。
そして、温室でのシーン。
シンクロ率100%になる瞬間である。

「スクールフェスティバルズ」でも、このシーンは登場する。(P165~P173)
ただし、柏木の視点で。
興味深いのは祐巳が祥子さまを追いかけていったシーンでの次の描写。

気のせいかもしれないが、ロサキネンシスの表情にも若干の敗北感が見られた気がした。

この描写だけでも、読んだ価値有り。

【ネット上の紹介】
リリアンの薔薇さまが花寺に登場! 花寺学院の学園祭。ミス花寺コンテスト(女装)の審査のため、リリアン女学園の薔薇さまたちが花寺にやってきた。祐麒たち1年生は口をきくこともできず…。(「薔薇さまin花寺」)ほか1編を収録。


「悪魔のような花婿」松田志乃ぶ

2010年07月03日 17時25分11秒 | 読書(小説/日本)

松田志乃ぶさん最新刊。
今回は、初めての西洋モノ。
私は松田志乃ぶさんの平安朝を舞台にしたシリーズのファン。
いったいどのような『西洋モノ』を書かれるのだろうか?
気になったのでさっそく読んでみた。
内容はロマンチックコメディ+ファンタジー。
平安朝シリーズほどではないが、楽しめる。
マザーグースのパロディや、ミステリ要素もある。
けっこう盛りだくさんの割にツボを押さえている。

PS
「乙嫁語り」を思い出した。
光源氏と紫の上の逆バージョン。
これって、今時の乙女のツボなんでしょうね。

【ネット上の紹介】
嫁ぎ先は、“悪魔城”!? スプリング男爵家の末娘ジュリエット。ある事情から、お嫁に行くのをあきらめていた彼女に、求婚者が現れた! 相手は名門・バジル伯爵家の美貌の跡継ぎ。でも、バジル一族にはある不穏な噂が…!?