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山本幸久さん最新刊。
今回のストーリーはトリッキーなので、ちょっと心配した。
でも、読み始めると、違和感もなく、いつもどおり楽しめた。
中学2年の静男が、生後5ヶ月の赤ちゃんを背負って、保育所探し。
そのなげな姿に、思わず「ガンバレ」と声を掛けたくなる。
山本幸久さんらしい、心温まる作品。
【ネット上の紹介】
夏休みもあと数日。中学2年生の静男は、生後5ヶ月の赤ん坊を負ぶり保育所を探していた。10以上年の離れた花音と恋をして、優作が生まれた。しかし彼女は幼い父子を残し、消えてしまったのだ。もうすぐ二学期が始まる。急がなきゃ。しかし、中学生の保育所探しはどこからも相手にされない。途方に暮れながらそれでも、静男は優作を守ろうとするのだが…。14歳の父、5ヶ月の息子、幼い父子の、家族物語。