夫婦善哉
1955年/日本
「自由軒」の‘ライスカレー’について
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
ラストで主人公の維康柳吉と蝶子が「め代とぜんざい(=めおとぜんざい)」という店で夫婦善哉を食するまでを「英語」を手がかりに辿ってみたい。
蝶子は柳吉に「自由軒」という店に連れて行ってもらったことから‘ライスカレー’が大好きになる。蝶子は‘日本主義’を唱えながらも、柳吉から彼の娘の維康みつ子が「It is a cat」のような英語を学んでいることを知り、将来は一緒に暮らしたいと考えながら、‘カフェ’を開店し必死になって英語を覚えるのであるが、みつ子に「オー・マイ・ダーリ(Oh,my darling)」と言っても通じなかった。みつ子のために‘ビフテキ’や‘サンドイッチ’や‘舶来のオレンジ’を用意しようとするものの、みつ子は受け取らずに帰ってしまう。
ガス自殺を図った蝶子は現場に居合わせた新聞記者に‘カメラ’で写真を撮られ、掲載された写真の蝶子の顔は本当に死んだように浅黒く写っていたのであるが、‘レコード’の浪花節に合わせて生で歌いながら‘W.C.’から出てくる柳吉を発見する。柳吉に‘ポマード’を贈られるが、女性の蝶子には必要なかった。そして2人は「自由軒」の‘ライスカレー’ではなく、善哉を食べることになるのであるが、病床の妻を放っておいて駆け落ちし、人の道を踏み外した2人は「英語」を利用することで新しい家族のあり方を模索してみたものの、全く自由には振る舞えずに、結局、実家から完全に独立し、ライスカレーではなく、夫婦善哉という‘日本語’を一からやり直すことで絆を深められるのである。
中国、「捏造」と反論 世論めぐる駆け引きで巻き返し図る狙いか レーダー照射(産経新聞) - goo ニュース
ついに中国は開き直ってしまったようだ。中国海軍による海上自衛隊護衛艦への射撃管制
用レーダー照射について、中国国防省は8日午前、インターネットの公式サイトで「射撃管制
用レーダーは使用していない。事実と異なる」として、日本政府の発表を正式に全面否定
してしまった。「中国側に事実を確認せずに、一方的にメディアに虚偽の状況を発表した」
とも主張しているが、どうせ否定するに決まっているから確認などしないのである。人を
殺そうとした人に向かって、「今、私を殺そうとしたでしょう」と確認するバカがいるのか
殺さなかったならば、次の機会を窺うために殺人犯は殺そうとしたことを否定するのである。
もしも中国共産党指導部の指示ではなく、軍の独自の判断で射撃管制用レーダーが使用
されたのであるならば、もはや習近平共産党総書記の指導力は有名無実となり、軍の“嘘”
を追認したとするならば、北朝鮮と似た政治状況になりつつあるのかもしれない。