仮面の報酬
1949年/-
‘大きな窃盗’の真意について
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
主人公のデューク・ハリデーは勤めているアメリカ軍の軍人たちの給与を盗んだ嫌疑をかけられ、真犯人であるジム・フィスクが、いわゆるマネーロンダリング目的で行ったメキシコまで追いかけ、ヴィンセント・ブレイク大尉もメキシコまでデュークを追ってきて、フィスクの恋人であるジョーン・グラハム(=チキータ)も巻き込んでの逃走劇が展開される。
ところで原題の「The Big Steal」が具体的に何を指しているのかがよく分からない。「大きな窃盗」がフィスクが盗んだ30万ドルを指すのだとするならば、確かに大金ではあるだろうが、カバン一つで持ち歩ける札束を‘大きな窃盗’と形容することにはどうしても違和感を感じてしまう。
デュークはチキータと一緒にクルマでフィスクを追跡している途中で、フィスクの罠にはまり舗装の最中の道路に差し掛かってしまう。工事を受け持っている棟梁のメキシコ人は工事を中断してまで2人を通らせることを拒絶するのであるが、チキータが機転を利かせて、自分たちは父親の反対を押し切って駆け落ちしてきて逃げている最中なのだという嘘で同情を誘うと、棟梁のメキシコ人は自分にも10人の子供がいると共感して道路の中央にできている大きな穴に板を渡して、2人のクルマを通らせた後に、チキータの父親と勘違いされたブレイク大尉は追跡を妨害される。
事件解決後のデュークとチキータの結婚を巡る会話はかなり凝っているが、デュークが途方に暮れているところに‘付添人’として多くの子供たちが現れるところから、デュークとチキータの結婚が暗示される。
原題の「The Big Steal」をアメリカからメキシコまでを舞台とする大規模な窃盗と見なせば本作はフィルム・ノワールというジャンルに置かれるものの、デュークにとっての‘大きな窃盗’がチキータのハートであるならば英語とスペイン語が交錯する本作をラブコメディというジャンルに置くことも可能であろう。
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知らぬ間にパソコンが乗っ取られ、犯人に仕立て上げられる遠隔操作ウイルス事件の
“真犯人”とみられる片山祐輔は昨年10月の、13件の殺害・襲撃予告への関与を示唆し、
「『(警察に)醜態をさらさせてやりたかった』という動機が100%」とも綴っていた犯行声明
メールで終わりにしておけばある種のヒーローになれたものの、やはり警察に対する恨みが
勝ちすぎて、昨年8月下旬に匿名化ソフトを使わずにネット掲示板に書き込むミスをしており
ネコ好きが災いして江の島の防犯カメラにネコとの2ショットが映されていたことから身元が
バレてしまっている。せめて予告通りに自殺しておけば嫌いな警察に捕まらなかったのに。
もっとも実は片山祐輔自身も“被害者”だったら面白いけれど。