MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『マン・オブ・スティール』

2013-08-30 22:09:54 | goo映画レビュー

原題:『Man of Steel』
監督:ザック・スナイダー
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー
撮影:アミール・M・モクリ
出演:ヘンリー・カヴィル/エイミー・アダムス/マイケル・シャノン/ケビン・コスナー
2013年/アメリカ

クリプトン星人と地球人のおおらかさについて

 物語は改めて言うまでもなくスーパーマン=クラーク・ケントが誕生する「前日譚」であり、崩壊直前の惑星クリプトンから父親のジョー=エルによって地球に送られたカル=エルが、クラークとしてジョナサンとマーサのケント夫妻によって育てられるものの、幼い頃から同い年の地球人よりも早くプラトンの著書を読み、特異な才能を見せていたクラークは地球人にも理解されず、父親を失ってからは放浪しながら自分のアイデンティティの模索が続いていた。
 やがてクラークが発見したクリプトン製の宇宙偵察機から発せられた遭難信号を探知したゾッド将軍が率いるクリプトンの兵士たちが地球にやって来て、カル=エルを引き渡すことを要求する。そのことを知ったクラークは自らクリプトンから来たカル=エルであることを告白し、軍に身柄を拘束される。この時に、尋問されていた軍の施設からワンカットで砂漠に移り、さらにゾッド将軍に捕らえられたクラークが宇宙船からワンカットで地球の戻るものの、地面は頭蓋骨で覆われており、クラークが地面に埋もれていくシュールなカットがクラークのどっちつかずの複雑な心情を表しており、ハンディカメラを多用したかのような派手な戦闘シーンと同様に見せ場だと思う。
 しかしクライマックスにおけるクラークとゾッド将軍の対決は、ゾッド将軍が美術館に来ていた家族を攻撃することを止めさせるために、クラークがゾッド将軍の首をひねって殺してしまうというもので、確かに徒手空拳の地球人を殺そうとしている、戦闘員として生まれ育てられたゾッド将軍を仕留めるというシナリオは分かりやすくはあるが、それまでの地球人に対するわだかまりが、それだけで解決できてしまうというのは、クラークが納得出来ても、私が納得出来ない。
 ところでこの物語のさらなる驚きは時代設定にあって、ジョナサン・ケントの墓石には「1951-1997」と刻まれており、ジョナサンが亡くなった時にクラークが18歳か19歳だとするならば、「現在」のクラークは33歳だから去年か一昨年の話ということになり、地球人が納得出来ても、私が納得出来ない。


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韓国の正しい歴史認識

2013-08-30 00:34:38 | Weblog

度が過ぎる韓国びいき 馬脚現した国連事務総長発言(産経新聞) - goo ニュース
「日本だけのことでない」=歴史認識、国連総長が釈明(時事通信) - goo ニュース
菅官房長官「潘氏の真意、明らかに」 問題視しない考え(朝日新聞) - goo ニュース

 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が26日に韓国記者から、「北東アジアの国々が

憂慮している日本政府の平和憲法改正の動きに対する国連の立場」を聞かれ、「日本の

指導者は極めて深く自らを省みて、国際的な未来を見通すビジョンが必要だ」などと述べ、

安倍晋三政権の歴史認識や領土問題についても「正しい歴史認識を持ってこそ、他の国々

から尊敬と信頼を受けられるのではないか」と批判したことに対して、28日のオランダの

ハーグで開かれた会合で松山政司外務副大臣がその真意を問われ、潘基文事務総長は

「中立的なもので、日本のみについて指摘したものではない」と釈明し、会見で「日本の政治

指導者」と名指しした事に関しても、「日本の憲法改正について問われたためだ」と説明し、

「日本で発言の趣旨が誤解され報道されていることは残念だ」と語っているのであるが、

発言そのものは誤解しようがないほど明快で、日本を名指しされても中立を保つレトリックを

使うことが国連事務総長の立場でなければならないはずなのだが、気の毒なのは26日の

会見場所がソウルの韓国外務省だったことで、ここで自国に媚を売っておかなければ

国連事務総長を退任した後にマジで暗殺される可能性は否定できない。


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