MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ホワイトハウス・ダウン』

2013-08-16 23:31:35 | goo映画レビュー

原題:『White House Down』
監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト
撮影:アンナ・フォースター
出演:チャニング・テイタム/ジェイミー・フォックス/マギー・ジレンホール/ジェイソン・クラーク
2013年/アメリカ

「シー・エミリー・プレイ」

 つい最近も『エンド・オブ・ホワイトハウス』(アントワーン・フークア監督 2013年)という作品を観たばかりで、その時はまだテロリストは北朝鮮だったから良かったものの(良くはないが)、今回はついに身内がテロリズムに加担してしまうことになる。
 舞台はタイトル通りにホワイトハウスなのであるが、どうも脚本は大統領を揶揄するような内容で、例えば、第33代アメリカ大統領で、任期中にホワイトハウスを使用しなかったハリー・S・トルーマン専用の地下通路の存在や、第35代アメリカ大統領のジョン・F・ケネディとマリリン・モンローが逢引するための地下通路の存在など本当か嘘か分からないようなネタや、主人公のジョン・ケイル以外に大統領の警護官を全て失ったジェームズ・ソイヤー大統領が、ジョンを救うために自ら銃を撃って相手を殺したり、ついにはロケットランチャーまで撃たされるところなどは悪意を感じるのであるが、個人的には嫌いではない。
 思い返せば、ジョンが娘のエミリー・ケイルの機嫌を損ねた原因は、ジョンが日付を間違えてエミリーの旗振りのパフォーマンスを観に行かなかったことだったのであるが、ラストで3機の戦闘機に向かってホワイトハウスを攻撃しないようにと旗を振るエミリーの勇姿をジョンが見ることになることを勘案するならば、本作はエミリーの成長物語として見ることも可能であろう。


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独り善がりの平和追悼式典

2013-08-16 22:10:36 | Weblog

イスラエル高官、原爆式典「うんざり」書き込み(読売新聞) - goo ニュース
イスラエル大使館 原爆発言で陳謝(NHKニュース&スポーツ) - goo ニュース
中韓、連日の対日批判 安倍首相式辞「加害責任避けた」(朝日新聞) - goo ニュース

 イスラエルの地元紙のハーレツによると、統廃合された広報・離散民省から首相府の

インターネット広報部門のトップに転じる予定だったダニエル・シーマンは、今月6日に

広島で原爆犠牲者を追悼する平和記念式典が開かれたことを受けてフェイスブック上に

「ヒロシマとナガサキは日本の侵略が招いた結果で、自業自得だ。追悼式典は独り善がりで

うんざりしている」と綴り、さらに「日本が追悼すべきなのは、日本の侵略や虐殺した犠牲者

の中国人や韓国人らだ」と書いたようだが、いまは何故か削除されたようだ。おそらく平和

記念式典に一度たりとも出席したことがないであろうダニエル・シーマンが何故わざわざ

日本の一地方都市で行われている平和記念式典を気にしてうんざりしているのかよく

分からないが、戦争の犠牲になった身内を偲ぶことくらい独り善がりにやらせて欲しいもの

である。もちろんイスラエル人が絶えることない紛争で犠牲になっているパレスチナ人を

追悼するような余裕など日本にはまだ無いのは残念なことではあるけれども。


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