MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『トゥ・ザ・ワンダー』

2013-08-12 22:36:29 | goo映画レビュー

原題:『To the Wonder』
監督:テレンス・マリック
脚本:テレンス・マリック
撮影:エマニュエル・ルベツキ
出演:ベン・アフレック/レイチェル・マクアダムス/オルガ・キュリレンコ/ハビエル・バルデム
2012年/アメリカ

「あらすじ」のような脚本について

 フランスに旅行に来ていたアメリカ人のニールはマリーナと出会って恋に落ちる。マリーナは夫と離婚して10歳になる一人娘のタチアナと暮らしていた。3人はニールの地元であるオクラホマに移住することになり、最初はアメリカの大型ショッピングセンターの物珍しさなども手伝ってタチアナもニールが新しい父親になることを嬉しがっていたのであるが、新しい土地に馴染めなかったタチアナはニールに不満を持つようになり、2人はフランスに帰国してしまう。フランスに帰国したものの、タチアナは父親に引き取られることになり、マリーナは一人で暮らし始める。一方、ニールは幼なじみのジェーンと付き合うようになるが、マリーナがオクラホマに戻ってきたことで、ニールはマリーナと結婚することになる。子どもを作ることに関して揉めた後、マリーナは大工のチャーリーと浮気をしてしまい、ニールに告白するのであるが、激怒したニールはマリーナを途中でクルマから降ろしてしまったりする。チャーリーの子どもを身ごもったかもしれないマリーナはニールと離婚してフランスに帰国してしまう。
 2人の一連の行動に関わっていたカトリック教会のクインターナ神父は、殺人を犯したことを「それは太陽のせいだ」などと、相変わらずアルベール・カミュの『異邦人』の主人公のムルソーを気取ったような犯罪者を相手にしなければならないことに信仰に対する絶望を感じている。果たして本作におけるこのようなストーリー展開が恋愛物語のエッセンスと捉えるべきなのか、物語を練り上げる才能に欠けたものなのか正に「トゥ・ザ・ワンダー」なのであるが、似たようなものであるならば音楽にしても映像にしても前作の『ツリー・オブ・ライフ』の方が優れていると思う


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スイスの人種差別

2013-08-12 00:39:45 | Weblog

スイスに「黒人差別存在」 年収74億円、米セレブと知らず…(産経新聞) - goo ニュース

 米ABCテレビなどによると、米国の女性人気司会者で大富豪のオプラ・ウィンフリーが、

スイス・チューリヒのブティックで高級バッグを見せてもらおうとしたところ、女性店員に

「いいえ。これは(価格が)高過ぎます」と断られ、再度頼むも、「あなたの感情を傷付けたく

ありません」と言われたため、「たぶん私には買うお金がないのね…」と店を出たという。

スイス観光局は事実を認め、ツイッターで「とんでもなく誤った行為だった」と謝罪する羽目

に陥った。店側は「誤解があっただけ。人種差別ではない」と釈明しているが、高級バッグを

売るブティックの店員ならば、客の身なりを見れば富豪かどうかはすぐに見分けがつく

のだから、今回の件は明らかに人種差別であろう。いくら大金持ちであろうが、店のポリシー

として、例え、減収減益になったとしても、あるいは相手がセレブであろうとも黒人には商品

を売らないという店があってもいいとは思う。一番良くないのが今回のように批判されて簡単

に店の理念を曲げてしまうことである。


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