MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『パシフィック・リム』

2013-08-09 22:09:13 | goo映画レビュー

原題:『Pacific Rim』
監督:ギレルモ・デル・トロ
脚本:ギレルモ・デル・トロ/トラヴィス・ビーチャム
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
出演:チャーリー・ハナム/菊地凛子/イドリス・エルバ/チャーリー・デイ/芦田愛菜
2013年/アメリカ

人間同士の絆の薄さについて

 作品の最後で特撮映画監督であるレイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎の名前を出すほどだから、「カイジュウ」と呼ばれる謎の巨大生命体と人型巨大兵器「イェーガー」との対決シーンは文句の無い迫力ではあるが、ストーリーが映像に追いついていない印象を受けた。例えば、巨大ロボット「イェーガー」を2人のパイロットによって稼働させるという設定は面白く、「カイジュウ」との戦闘の際に、兄を失った主人公のローリー・ベケットが新しいパートナーとして訓練生の森マコと組むことになるという展開は、かつて『ウルトラマンA』で主人公の北斗星司と南夕子の不完全燃焼のまま終わってしまった愛の物語を完成させてくれるのかと期待したものの、「イェーガー」を操縦する際にリンクさせなければならない、ローリーとマコの心の葛藤が丁寧に描かれることはない。それはスタッカー・ペントコストが、ゴーストタウンと化し、一人で逃げ惑っていた幼いマコを「カイジュウ」から守り、引き取ってからの、親を失い、その原因となった「カイジュウ」に対するマコの心の葛藤が具体的に描かれていないからだと思う。要するに、「カイジュウ」と「イェーガー」の組み合わせは上手くいっているのであるが、人間同士の絆が薄く、ヴィジュアル面はともかくとして、ストーリーが弱いと感じてしまうのである。
 どうでもいい話ではあるが、「萌&健太」というビデオ店は名前から察するとAV専門店だと思う。


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バカでもチョンでも

2013-08-09 00:19:59 | Weblog

「首相の下 バカでも通る」 溝手氏(産経新聞) - goo ニュース
差別表現、すぐ撤回=自民・溝手氏(時事通信) - goo ニュース

 自民党の溝手顕正参院議員会長が7日に行なった、参院選で初当選した新人を対象に

党本部で開かれた研修会であいさつにおいて、「安倍晋三首相のように大変勢いの良い

首相の下だと、バカでもチョンでも通る要素があることは否定できない」と述べたことに

対し、すぐに自身で記者団に「問題があると受け取られてもしょうがないので(会合の中で)

撤回した」と説明したのであるが、最初、私には何が問題であったのかよく分からなかった。

実際に、2005年の“郵政解散”の勢いで行われた第44回衆議院議員総選挙で当選した

杉村大蔵という“好例”が自民党の歴史において存在するのだから、バカが通る要素が

あることは否定できないし、寧ろ麻生太郎の名前を出すまでもなくバカしか当選していない

ような気もするが、実は問題はバカではなくてチョンの方で、チョンという言葉が韓国や

朝鮮人に対する差別的な表現であることを初めて知った次第である。


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