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(桜花薫煙立ち昇り@家山橋から)
神尾で撮影したかわね路号は、家山で若干の停車時間を持ちます。SL通過に観光客が盛り上がる、家山のさくらまつり会場を慎重に抜けて先回り。後続のさくらまつり臨を考えるとあまり深追い出来ないので、追っつかなかったら諦めるくらいのイメージで家山橋へ。幸いにも橋の上に到着したのがちょうど家山を発車するタイミング、駅の方角から大きな汽笛が聞こえて、空に向かって高々と黒煙が上がりました。
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桜の里に薫煙をたなびかせ、SL列車が家山を後にします。発車したかわね路号が、家山の杉田屋旅館前のストレートへ差し掛かったところがシャッターチャンス。元々C56は地方ローカル線向けに作られた小回りの利く機関車。そんなに多くの車両を牽引する事は出来ないのですが、後ろの補機の力を借りながら、精一杯の力を振り絞って獅子抜里の勾配へ。
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かわね路号が行った後は、新金谷を20分後に出たさくらまつり臨が続行で走って来るので忙しい。朝に比べていくらか開花が進んだような気がする家山川でもう一度。何度も同じ場所で撮影するのは能がないのだが、何だかんだ川っぷちの桜が一番ボリュームがあったんだよなあ。春の陽射しのトップライトに桜が輝く中、家山川の橋梁を渡って行くC108。寝台特急さくらの佐世保行きは、早岐から佐世保までをC11が牽引していた時代もありましたからね。本日はお休みだったようですが、C11が牽引すれば我々世代より上のオールドファンが涙ちょちょぎれる姿になったのではないかと…
色んな世代の鉄道ファンの涙腺を緩めさせる所蔵品を持っている大井川鐵道、唯一無二の会社です。