青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

待てば海路の鏑川。

2024年02月06日 17時00分00秒 | 上信電鉄

(浅間遥かに鏑川@馬庭~吉井間・鏑川橋梁)

下仁田のコロムビアで豚すき焼き定食をいただいた後は、すっかりいい気分になって当初の目的であったデハ251+クハ1301のコンビのことなんぞどっかへ行ってしまった。やはり美味いものというのは偉大である。食というもので十分な仇を討ったという気持ちで、とりあえず今日は終わりにしちゃっていいかな!みたいな(笑)。高崎に入庫してしまった運用がどこへ繋がるか分かりませんですし、いつ来るかも分からない状態で、沿線に繰り出して寒い中で出て来るのを待ってたら風邪ひいちゃうかもしんないし。持ってる「ぐんまワンデーローカルパス」は県内どこでも使えるから、高崎に戻って吾妻線で金島の金島温泉とか小野上温泉辺りまで行ってみようかなあ・・・と割り切った気分ではありました。一応SNSで上信の運用情報を探ってみると、一応午前に高崎入庫になった編成でも、午後の31レ~33レからまた出てくるパターンもあるらしいですよ・・・なんて丁寧な情報をいただいて、当初の目的をもう一度思い出す。行きに下車した馬庭の駅で改めて下車し、駅の近くの鏑川の鉄橋で31レを待ってみることに。冬の鏑川、榛名颪か妙義颪か、とにかく冷たい北風の季節風が吹きつけてめっちゃ寒い。

橋の上で、浅間山をバックに撮影する構図を考えていたのだが、あまりにも橋の上の風が強く寒いので、辛抱たまらず橋の脇の土手にアングル変更。下仁田側から鉄橋を渡って来る電車を正面~サイドから狙いに行くオーソドックスなパターン。下仁田側に連結されているデハ251なので、浅間山をバックにする構図では後追いっぽくなってしまうのでなあ。こっちだと浅間山も鏑川の流れも捨ててしまうことになるが、もし31レがデハ251で来るんだったらこれが正解でしょ?ということで待つこと暫し。遠くからレールのジョイントを叩く音が北風に乗ってやって来たと思うと、灌木の隙間から鏑川の鉄橋に踊り出した31レはデハクハコンビ!安易に諦めず、情報通の先達さんたちの話を聞いておいて良かったと思う(笑)。まあ、31レで来なかったら諦めて高崎へ戻ろうと思ってたのは内緒だ。

土手の自転車道から、下仁田へ向かう31レを後追いで。これで午後運用が確定。お、こっちも工場越しになってしまうとはいえ雪に覆われた浅間山を構図に入れ込むことが出来る。それにしても、午後の低い日差しに映えるデハ251のストライプ、いいですなあ・・・コントラスト強めのオレンジと臙脂色がひときわ映えます。お相手役のクハ1301も、今は水色とクリームの地味なツートンカラーですけど、かつてはクリーム地に正面裾から連なるブルーのストライプを纏っていたことがあるんですよね。あれはカッコよかったねえ。


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