(妻有豪雪譜@国道353号線)
年末に子供を震源地として発生した我が家の風邪の猛威は、とりあえず順繰りに家族の中を一周。それぞれに重い軽いはあったのだが、子供から最後に貰い受けた自分も結局高熱は出ないまでも鼻水と喉の痛みに苦しめられてさんざんな正月になってしまった。せっかくカレンダーの具合も良く、ちょっと長めの正月休みが取れたというのに冴えない話だ。つまらない正月のテレビ番組を見て、おせちの余りをボチボチ突ついたままで終ってはならない正月休み。とりあえず出された薬をカメラバックに忍ばせて、深夜にそっと家を出る。
目指すは年末からドカ雪の続く北信妻有飯山線。いつもの定番ルートである塩沢石打ICから津南までの十二峠越えがヤバかった…ゴンゴンに降る雪の中、真夜中で除雪が入っていない急勾配の峠道をFF車でアタックするのはスリリング。積もった新雪が空転を誘い、フロントを浮かし気味にするので強引にカウンターを当てての切り返し切り返し。対向車が来てたら事故必至の蛇行運転だったのだが、交通量皆無で助かった。
クルマを雪だるまにして、転がるように津南から早朝4時の戸狩野沢温泉駅へ。降る雪は重く冷たく、時折吹き付けるように強まる。跨線橋の上から構内を見渡してみたのであるが、とても立ってはいられない。駐車場側の自転車置き場で風雪をしのぎながらのファーストショット。ケヤキ並木が紅葉していたのがついこの間だったのになあ…という感慨を覚えながら、一面の銀世界を収めるのであります。
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