青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

雪、赤熊のちホカホカと

2018年03月03日 19時22分45秒 | 関西本線

(赤熊担当8075レ@新川ストレート)

吹雪の白鳥信号場を後に、ずぶ濡れになった体を全開の暖房で乾かしつつ新川へ移動。クルマの中で通過時間まで待機してたんだけどなあ…僅かに8380レを待って構えてたものの10分間程度でビッショビショになってもうたよ。ホントなら気持ちとしては途中で撮影切り上げて尾張温泉東海センター一択の展開なのでありますが、午後に稲沢からもう一往復DFが出るのでそれはさすがに撮っておきたい…と言う訳で北風ビュービューの蟹江踏切から新川ストレートを。ホントなら夕陽ガッツリ浴びて赤熊さんが走って来る手はずだったのだが、もうクソ雪雲で太陽なんかオヤツの時間の前にログアウトしてしまったよ。


8079レで四日市へ下って行った次位825号機(赤デコ)を今度は先頭に、8072レが新川の鉄橋を渡って来ました。さっきのDFとは隣の春田で交換なので撮影位置動かなかったんだけど、10分くらいインターバルあったから庄内川の土手とか行けたかもしれんなあ。それにしても雪まじりの北風に吹かれて手の感覚がなくなるほどの寒さであった。クルマの温度計で3℃くらいしかなかったんだけど、案外名古屋って北陸の天気そのまま持って来るトコあるよなあ。関東に比べて日本海側の雪雲をブロックする山稜が薄いからなんでしょうけど。うん、DFもDDもカッコいいけど、太陽欲しかった!そしてめっさ寒かった!以上!風呂風呂!


関西本線にDDを追っ掛けに来ると、シメは必ずここにしている。いつも尾張温泉は優しく旅人を迎えてくれる。別に温泉街なんてものはなく、「尾張温泉街」というアーチには今となっては看板に偽りありな感じもするけれども、それでも昭和40~50年代は温泉を中心とした歓楽街が広がっていて、その中核をなす「尾張温泉東海センター」は東海地区の庶民の娯楽として不動の地位を築いていたそうだ。「常磐ハワイアンセンター」とか「船橋ヘルスセンター」とかの一連の温泉系レジャーランドっつーか、ヘルスセンターブームの流れなのだろうね。


尾張温泉東海センター。入浴料620円。源泉100%かけ流しのスベスベトロリとした良いお湯と爆発する昭和レトロの融合。湯気に煙って見えなくなるほどの広い広い岩風呂に身を任せると、昼間の冷えた体が溶けて行くような快感がある。今日は寒かったからいつも以上に温泉が体に染み渡ったなあ。カラン・シャワーからも温泉が出て来るのだからどんだけの湯量なんだと思うのだけど、6本の源泉をこの1軒で使っているそうで、贅沢な湯遣いだわなあ。あまりに気持ち良すぎて長湯してたおっさんが脱衣所でぶっ倒れてたけど大丈夫だったんだろうか。趣味も温泉も、のぼせぬ程度にほどほどに。
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