(桜散らして、駆け抜けて@E351系)
基本的には明治の建設当時のまま、さほど線形の改良が進まない中央東線ですが、甚六桜を散らすが如く疾風怒濤のスピードで駆け抜けていくE351系スーパーあずさ19号。カーブに制御式振子の車体が踊ります。極端な裾絞りの卵型のボディは航空機を思わせる優美さ、去年後継車種としてE353系が落成し現在鋭意試運転中との事ですが、まだまだ甲州のクイーンの座は揺るぎなしと言ったところでしょうか。
甚六桜のHDS俯瞰からE351系。勝沼駅がスイッチバックだった時代、笹子峠へ向けて列車がダッシュを付けるため、山裾の塩山方面へ向かって大きな引き上げ線がありました。スイッチバックの廃止後、使われなくなった旧ホームから引き上げ線だった盛り土の築堤にかけて、周辺住民がせっせと植樹した桜の若木が甚六桜。今や春の勝沼を代表するスポットとなりましたが、ここから見るとあたかも盛り土の築堤に咲く桜が由緒ある古墳とか城郭跡に咲いているようにも見えて、なお一層の趣があります。
ちなみに、HDSと言うのはハッピードリンクショップの事です。
山梨と言えばスーパーオギノかハッピードリンクショップ。異論は認めない。
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